Stone intechが運営する、地方創生・関係人口の創出や拡大を目的とした情報発信メディア「二拠点・移住ライフ大学」は「移住後の満足度」に関するインターネット調査を行い、その結果を公開した。調査は地方移住者100人対象で、4月13日から5月4日の期間に実施。
東京23区に住む20代のうち約半数の50.9%が地方移住に「関心がある」と、内閣府が今年7月22日に実施した調査で明らかになった。つまり、都市部人住む若者世代の2人に1人は地方への移住に関心を持っているということになる。
移住する前と後で、生活の満足度がどのように変化したかを5段階評価で聞いたところ、移住者の7割以上が移住前の生活と比べて満足度が高いという結果となった。自身のライフスタイルや住みたい場所を自分で選択したことが「満足度」につながっているようだ。
また、「移住してよかったと思う点」について最も多くの回答を集めたのが18.6%の「自然との触れ合い」である。裏を返せば、都会での生活に息苦しさを覚え、身近に感じることができる自然を求めて地方移住をした人が多いと言える。
「家賃が安い」が12.2%と生活にかかるコストが都市部よりも抑えられることにメリットを感じたという人も多く、固定費が抑えられることで経済的なゆとりが生まれ、移住後の生活の満足度が高まったと言える。
その他にも、14.0%の「人が少ない」や5.2%の「満員電車に乗らなくて良い」という回答も上位に入った。都市部では休日の外出時も人が多く混雑することがしばしばである。しかし地方へ移住した結果、飲食店での待ち時間が無く、車や公共交通機関での移動時間がストレスに感じなくなったことが、移住してよかったと思うことに繋がった。子供がいる方にとっては「子供の教育」や「子供が楽しめる」といった点も地方移住して良かった点のよう。
二拠点・移住ライフ大学は、のびのびと子育てをしたい方は地方移住を選択肢として検討してみても良いと分析した。