メルセデス・ベンツ日本は新型「AMG SL」を発売した。新型SLはメルセデスAMGによる完全な自社開発モデル。熟練のマイスターが手作業で組み上げる直列4気筒エンジンには、F1由来の「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」を量産車として世界で初めて搭載している。価格は1,648万円。

  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」

    新型「SL」発売!

2+2シートが復活!

SLは「公道を走行できるレーシングスポーツカー」として1952年に誕生。車名は「Super」と「Light」の頭文字だ。新型はSL専用の高剛性プラットフォームを採用するメルセデスAMGの自社開発モデルとなる。

  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」

    新型「AMG SL 43」

  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」

    AMG専用のフロントグリル。下側が幅広の輪郭と14本の垂直ルーバーは、SLの始祖にあたる1952年製レーシングスポーツカー「300 SL」から取り入れたデザインだ

  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」

    2+2シートレイアウトが復活。リアシートに着座できる乗員の身長は150cmまで。後ろに誰も座らない場合は、リアシート背後にドラフトストップを装着することで室内に乱気流が侵入することを防止できる。後席シートはゴルフバッグなどを積み込む追加の収納スペースとしても利用可能だ

  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」
  • メルセデス・ベンツの新型「AMG SL」
  • インテリアにはアナログ的幾何学フォルムとデジタル技術を融合した「ハイパーアナログ」と呼ばれるデザインを採用

SL43はマイルドハイブリッドシステム「BSG」を組み合わせた直列4気筒エンジン「M139」を搭載する。最高出力は381PS、最大トルクは480Nmだ。

量産車としては世界初採用となる「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」は、メルセデスAMG ペトロナス F1チームが長く使い続けて実績を上げているシステムを直接のベースとする。モーター一体型のターボチャージャーで、排気がコンプレッサーホイールを回すまでの間、ターボの軸を電気で回す仕組みだ。