28日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『最初はパー』(毎週金曜23:15~※一部地域を除く)の制作発表記者会見が某日開催され、ジェシー、市川猿之助、賀喜遥香(乃木坂46)、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、青木柚、迫田孝也、橋本じゅん、小籔千豊が登壇。ジェシーが、デビュー当時のエピソードを明かした。
秋元康氏が企画・原作・脚本を手掛け、佐久間宣行氏が総合監修を務める今作は、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもを描く物語。ジェシー演じる利根川豪太と猿之助演じる澤村銀平がコンビ「最初はパー」を組み、プロのお笑い芸人を目指す。
コンビを組む2人の相性を聞かれたジェシーは「もう完璧ですね。相性はバッチリです!」と自信を見せ、猿之助が「ジェシーの話を全部拾えるキャッチャーになりたい」と語ったとおり、ジェシーがボケ倒して猿之助がツッコむという場面が続出した。記者から「息ピッタリ!」と驚きの声が上がると、猿之助が「まだ息“ピッタ”くらいですけど……(笑)」と謙遜。するとすかさずジェシーが「あさってくらいには“リ”がついて、息“ピッタリ”になります!」と畳みかける。その一方で、「M-1を目指す?」という質問には、「目指しま……す!?」と弱気になる場面も。
またデビュー当時のエピソードについてジェシーは「10歳の時にジャニー(喜多川)さんに会って、『試しにやってみれば?』と言われて以来、今も試している途中(笑)」と言いつつ、「そろそろ本気を出します(笑)!」とニヤリ。一方4歳で初お目見えをして以降、「この先も死ぬまで歌舞伎をやっていく」と語った猿之助は、「いいものをお届けして皆さまに幸せになっていただきたい。世の中、感動がすべて!」と熱い思いを語った。
2人のコメントは以下の通り。
■ジェシー
今はまだ大変な時代ではあるんですけれども、元気になりたいなと思った時に、『最初はパー』を見ていただくと、「よし、明日も頑張ろう!」という気持ちになれると思います。たとえ“面白くないだろう”と思っていたとしても、見たら絶対に笑えるはずなので、ぜひ期待していただきたいですね。ドラマの中では、みんなが漫才などのネタも披露します。笑いあり、そして泣けるシーンもありますので、そちらもぜひ楽しみにしていただけるとうれしいです。
――撮影現場の様子や市川猿之助さんとのコンビの相性についてお聞かせください。
もう完璧ですね。相性はバッチリです! 会見が始まる前も、裏で盛り上がっていました。猿之助さんがとても優しい方なので、ご一緒できてうれしいです。今では仕事よりプライベートで会ってるほうが多いくらいです(笑)。
――デビューする前や、デビュー直後、まだ何もつかんでいない頃のエピソードを教えてください。
僕は10歳の時にジャニー(喜多川)さんと会ったんです。その時は特にこの仕事に興味がなかったんですけど、ジャニーさんに「試しにやってみれば?」と言われました。両親にも「まだ10歳だし、人生は長いから試しにやってみれば?」と言われて、今も試しにやっているところです(笑)。そろそろ本気出します(笑)!
そういえば、実は僕、昔はケーキ屋さんになりたかったんですよ。七夕の時、短冊に「ケーキ屋さんになりたい」って書いていましたから。いずれはケーキ屋さんになろうかと思っています(笑)。まずはケーキ屋さんの役とか、今の仕事に繋がるといいですね。
――芸人を目指す役柄ですが、お笑いについて学ぶために新しく始めたことはありますか?
特にはないんですけど、芸人さんの友だちがいっぱいいるので、この撮影に入ってから芸人さんとご飯を食べに行ったときに、ツッコミとかボケをよく聞くようになりました。この前も、仲良しのせいちゃん(霜降り明星・せいや)とフジモンさん(FUJIWARA・藤本敏史)と3人でしゃべっていた時に、「ツッコミ早っ!」みたいなことを意識して聞いていました。今までだったら、普通に笑っていたところなんですけど、この作品の撮影に入ってからは、「なるほど、こういう視点でも見ることができるんだ!」というようなことを考えるようになりましたね。
■市川猿之助
――撮影現場の様子やジェシーさんとのコンビの相性についてお聞かせください。
“ドラマの中でだけ仲良く”というのは、よそよそしいですよね。そういうのって画面を通してにじみ出るし、生徒たちは一丸にならなきゃいけないんですよ。普段から仲良くないと、そういう雰囲気が伝わらないと思うので、芝居することより、今はみんなと仲良くなれるよう一生懸命やっています。
――デビューする前や、デビュー直後、まだ何もつかんでいない頃のエピソードを教えてください。
僕の場合は、生まれた時からつかんでいますから(笑)。でも、4歳で初お目見えをしたんですけど、ひと言セリフを言ったら、歌舞伎座の満場のお客さんから、“じわ”って言うんですけど、本当に感動した時の地鳴りのようなどよめきと拍手をいただいて、おぼろげながら「気持ちいいな」と思った記憶があります。その気持ちよさを味わいたいからまた舞台に出たい……というふうになったのが4歳の頃ですね。僕は死ぬまでずっと歌舞伎をやっていくので、この先、特に夢というものはないんですけど(笑)、いいものをお届けして皆さまに幸せになっていただきたい、ただそれだけです。世の中、感動がすべてです!
――芸人を目指す役柄ですが、お笑いについて学ぶために新しく始めたことはありますか?
僕もお笑いが好きなんです。お笑いって、主に内容よりも間だと思うんですよね。だから僕はジェシーの間を把握しなきゃいけない。今もとにかくしゃべりかけて、しゃべりかけて、しゃべりかけて……コミュニケーションを取って、一生懸命ジェシーの間を勉強しています。僕は、ジェシーの話を全部拾いきれなきゃダメだと思うんです。ボールを投げても拾う人がいなかったら、お笑いって成立しないんですよね。だから、僕はうまくボールを取れる人=キャッチャーになりたいですね。