ミラボは10月11日、教育ネットと共同開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を使用した「第1回全国統一タイピングスキル調査」の調査結果を一部公開した。調査は6月〜7月、小学1年生〜中学3年生6,813人を対象に行われたもの。

  • 学年別1分間あたりの入力文字数

まず、学年別での1分間あたりの入力文字数においては、学年が上がるにつれ増加の傾向にあることが分かった。

小学校5年生では49.2文字で、中学校2年生では60.4文字。文部科学省が2015年に実施した「情報活用能力調査」の結果(小学校5年生は5.9文字、中学校2年生は17.4文字)と比較しても、大幅に入力文字数が増えている。

また、入力文字数(日本語)50文字以上の各学年の割合の結果では、小学6年生以上で過半数を超える結果となっている。

  • 学年別 1分間あたりの入力文字数 50文字以上の割合(日本語)

一方で、1分間あたりの正しい入力文字数が少なく、入力速度が遅い児童生徒が一定数いる事も明らかとなり、タイピングスキルは個人差が大きい事も分かった。同社では、苦手意識を持つことなく、スムーズにスキルを向上させることが課題であるとしている。

  • 1分間あたりの入力文字数(日本語)