クロス・マーケティングは10月13日、「宅配に関する調査(2022年)」の結果を発表した。調査は9月27日~28日、全国20~69歳の男女2,500名を対象にインターネットで行われた。

  • フードデリバリーの利用状況

    フードデリバリーの利用状況

フードデリバリーの利用状況について聞いたところ、直近3か月の利用率は20%。若い年代ほど利用率が高く、20代では29%に。

利用チャネルは、「フードデリバリー」(49%)と「ピザ、お寿司など専門のお店」(48%)が2強。注文したメニューは、「ピザ」が57%とダントツに多く、次いで「お弁当」(29%)、「お寿司」(27%)、「ハンバーガー・フライドチキン」(23%)が2割台で続いた。

  • 利用シーンと不満点・未利用理由

    利用シーンと不満点・未利用理由

直近3か月の利用者に、どんな時にフードデリバリーを利用しているのかを教えてもらったところ、「料理・自炊するのが面倒・時間がない」(52%)ときや、「外食をするのが面倒・時間がない」(49%)ときに利用している人が多い。特に40代は「料理・自炊するのが面倒・時間がない」が64%と非常に高い割合を示した。

  • フードデリバリーの不満な点

    フードデリバリーの不満な点

次に、フードデリバリーの不満な点を聞いたところ、「配達料金がかかる/高い」(32%)、「配達エリアが限られる」(30%)、「少量を頼みにくい」(23%)、「届くまでの温度管理」(22%)が上位に。また、今までにフードデリバリーを利用したことのない人に理由を聞くと、こちらも「配達料金がかかる/高い」(35%)がトップに。次いで「外食するよりも価格が高い」(22%)、「デリバリーをしてくれるお店が近くにない」(15%)と続いた。

今後の利用意向については、全体で34%という結果に。最も意向の高い20代でも41%程度、60代は3割に満たなかった。