ダスキンは10月4日、「2021年末の大掃除の実態」に関するインターネット調査の結果を発表した。同調査は1月28日~30日、全国の20歳以上の男女4,160人を対象にインターネットで実施した。

  • 大掃除を担当した場所

2021年末の大掃除で、夫と妻それぞれが担当した掃除場所について尋ねたところ、夫は「窓・網戸」(45.0%)、「浴室」(44.4%)、妻は「キッチン」(73.2%)、「トイレ」(60.4%)が上位に挙げられた。平均掃除箇所は夫が3.6か所、妻は4.8か所と、妻の方が多くの場所を担当している。

夫に窓・網戸と浴室を担当した理由を聞くと、「家族がしない/できない場所だから」が最も多かった。妻にキッチンを担当した理由を聞くと、「自分が一番用使う場所だから」が最も多い。トイレを担当した理由は「家族がしない/できない場所だから」「家族がよく触れるから」が30%以上。さらに、「感染症予防のため清潔にしておきたかったから」も20%を超え、コロナ禍の影響も推測される。

  • その場所の掃除を担当した理由

配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度を聞いたところ、夫の妻への満足度が91.6%だったのに対し、妻の夫への満足度は68.7%と、夫婦間で20ポイント以上ものギャップがあった。妻に不満理由を聞くと、65.6%が「積極的に取り組んでくれなかった」、22.0%が「担当箇所の少なさ」、10.4%が「きちんと汚れが落ちなかった」と答えている。

  • 配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度

2021年末は、コロナ禍で迎えた2度目の大掃除だった。そこで2020年末と2021年末の大掃除を比較して変化したことを聞くと、いずれの項目も約6割が「変わらない」と回答した。

しかし、「ウイルス・菌など目に見えない汚れの掃除意識」「除菌・抗菌・消毒できるアイテムの使用」「手で触れる頻度の高い箇所・ものの掃除意識」「換気回数」は、3割以上が2020年末の大掃除と2021年末の大掃除を比較して「増えた/高まった」と回答している。

  • 2020年末と2021年末の大掃除を比較して変化したこと