ぺんてるは9月20日、毛筆タイプのパステルインキ筆ペン「ミルキーブラッシュ」全8色(各550円/8色セット4,400円)を全国の文具取扱店で販売開始した。

  • 「ミルキーペン」こと「ハイブリッドミルキー」(左/現在は国内では販売終了)と新商品「ミルキーブラッシュ」(右)

大ヒットした「ミルキーペン」のインキを搭載

ミルキーブラッシュは、1996年に発売して人気を博したパステルカラーのボールペン「ハイブリッドミルキー」のインキを搭載したブラッシュタイプの筆ペン。

  • ぺんてるが画材や修正液で培った技術を活用して生まれた「ハイブリッドミルキー」。当時業界初の不透明なパステルカラーゲルインキを採用

ハイブリッドミルキーは黒い紙や写真シールにも書けるボールペンとして「ミルキーペン」の愛称で小中学生を中心に一大ブームを巻き起こし、販売本数は年間1億本を突破。 当時店頭では一時品薄状態となり、お詫び広告を出すという異例の事態となったほど。30代~40代を中心に「愛用していた」「懐かしい」という人も多いのではないだろうか。

新商品のミルキーブラッシュは、ハイブリッドミルキーのパステルカラーをそのままに、筆ペンならではの新しい使い心地を提案。

  • 「ミルキーブラッシュ」(各550円/8色セット4,400円)。「パステルミントグリーン」「パステルオレンジ」「パステルイエロー」「パステルグリーン」「パステルピンク」「パステルブルー」「パステルバイオレット」「ホワイト」の全8色

カラー筆ペンの中でも珍しい不透明のパステルカラーで、クラフト紙や濃い色の紙に書いてもインキがしっかりと乗りきれいに発色する。

  • ペン自体も持ちたくなるかわいいデザイン。よく振ってよくノックして使うのがポイント

  • ロングセラー「ぺんてる筆」で培った技術を活かした、 まとまりが良くコシのある高品質な穂先

  • ハイブリッドミルキーのインキ色をそのまま筆ペンにすると色の印象が強くなりすぎるため派手になりすぎない色合いに調整するなど、開発に5年かかったこだわりのインキ。書き味のなめらかさを維持しつつも濃い色の紙にもはっきり色が映える

  • 穂先による表現と重ね塗りが可能なインキによって、何気ない文字やイラストも明るくかわいい印象に描くことができる

昨今、日本発の筆ペンは、ヨーロッパやアジアを中心に世界中でカラーを楽しむアート画材として浸透。イラストや筆文字、 カード、 モダンカリグラフィー、 バレットジャーナルなどさまざまな用途で人気を博しているそう。ぺんてるでも2020年には、8色展開のラメ筆ペン「デュアルメタリックブラッシュ」を発売している。

  • ぺんてる製品戦略本部 製品戦略部のマーケティンググループ 桝谷未来氏、デザイングループ 三島友里江氏、商品企画グループ 髙藤樹氏

コンセプトは「ラフな気分で満たされるミルキーカラーのブラッシュペン」。「機能というよりは書いて楽しいことを重視しました。もともと絵が好きという人はもちろん、苦手な人にこそ構えずに使ってみてほしい。筆は筆圧一つで筆跡が変わるので、手書きのよさが出る、個性が出やすい製品。ただ書くだけでかわいくできます」と担当者の皆さんは話す。ミルキーペン世代もあの頃を思い出して、かわいく書いてみては?

  • 「ミルキーブラッシュ」メインヴィジュアル