アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮がこのほど、フジテレビ系ドラマ『silent』(6日スタート、毎週木曜22:00~)の制作発表会見に出席し、劇中で披露する手話についての思いなどを語った。
主人公の青羽紬(川口春奈)が、かつて本気で愛した恋人で、聴力を失い人との交流を拒むようになってしまった青年・佐倉想(目黒)と、音のない世界で“出会い直す”という本格ラブストーリーの同ドラマ。
数カ月前から手話の練習をしているという目黒は「手話の素晴らしさを改めて感じながら、本当に楽しいんで学ばせてもらってるなという感じですね」と充実の表情で語る。
1年前に出演した舞台『滝沢歌舞伎』でも、「『One Heart』という曲があって、それを歌うにあたって、どうしても僕がファンの皆さんに伝えたかった思いがあって、これをどう伝えればいいんだろうと考えたときに『手話だ!』となって、実際に曲中でやらせてもらったんです」と手話にふれる機会があったそうで、「そのときにも思ったんですけど、ちょっと離れたところにいる人にも、手話は自分の気持ちを伝えられるので、本当に素敵なコミュニケーションの1つだな思います。今回こういう形でしっかり手話を勉強できる機会をもらえたのは、すごくうれしかったです」と、縁を感じているようだ。
また、今作で手話を使って演じてみて、「手だけじゃなくて、表情も含めて手話だと思うので、そういうところも大事にしながら演じられたらいいなと思います」と意識しているそう。その思いは共演者に伝わっているようで、川口は「本当に想というキャラクターはかなり手話でコミュニケーションすることが多いので、私もめちゃくちゃ難しいと思いながら頑張っているんですけど、目黒さんは完璧で、手だけじゃなくて体で、気持ちで伝わってくるので、すごい刺激があって“うわ~”ってなります」と受け止めていることを語った。
今作は、小田急線の世田谷代田駅で終電後に電車を走らせたり、紬がアルバイトする設定の渋谷のタワーレコードも実際の店舗で閉店後に撮影したりと、リアルにこだわって撮影。目黒は「営業してる電車に乗って、3つくらい先の駅に行ってまた折り返してきて、世田谷代田駅を降りてくるところを撮るということもやってるんです。1回でうまくいかなかったらまた次の時間にっていうのを何回か繰り返すので、程よい緊張感があるからこそ、いいシーンが撮れてるのかなと思います」と、こだわりを明かした。