オープンワークは9月27日、「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング2022』」を発表した。調査は、2019年以降OpenWorkに退職者からの投稿が10件以上あった企業4,272社に限定し、評価が高い順にランキング化した。投稿数は13万2,609件。

  • 退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」

    退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」

退職者が高く評価している企業を集計した結果、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」が1位に輝いた。

以下、2 位「リクルートマネジメントソリューションズ」、3 位「スカイ ライト コンサルティング」、4位「特許庁」、5位「グーグル」、6位「アーサー・ディ・リトル・ジャパン」、7位「P&Gジャパン」、8位「ペイン・アンド・カンパニー・ジャパン」、9位「KPMG FAS」、10位「サントリーホールディングス」がトップ10にランクイン。

トップ10を見渡すと、その半数以上は外資系企業、4社はコンサルティング会社という結果に。「退職検討理由」のクチコミを見ると、外資系企業やコンサルティング会社は共通して「自身の次のステージに進むため」「十分育ててもらった」「オファーをもらったから」と言ったポジティブな声が見られ、不満による退職ではなく、あくまで次の挑戦が控えている上での退職を決断できた場合、前職で得られたスキルや経験を振り返って「良い会社だった」という高評価につながるよう。

また、ランキング上位に入った日系企業については、共通して「風通しの良さ」「社員の相互尊重」のスコアが高い傾向に。退職者の社員クチコミを覗いてみると、チームワークを重んじる風土や自由闊達で挑戦を応援する文化を挙げる声があり、日系企業では、人間関係や結束力など心理的安全性が退職者からの高評価に繋がりやすいことがうかがえた。

また、2位のリクルートマネジメントソリューションズを含め、リクルートのグループ会社が4社ランクイン。クチコミをみると、手厚いサポートや協力を惜しまない環境、キャリア早期から社員一人ひとりの「個」を尊重し、上司が部下に「お前はどうしたい?」と自律を促す企業文化がうかがえた。