アリナミン製薬は9月22日、「かぜの意識・対処調査」の結果を発表した。調査は8月18日~22日、1年以内にかぜ症状経験のある20~60代男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

  • かぜをひいたときに仕事や学校・家事を休みたいか、休める環境か?

    かぜをひいたときに仕事や学校・家事を休みたいか、休める環境か?

かぜをひいたときに仕事や学校・家事を「休みたいか、休める環境か?」を調査したところ、72.0%が「休みたい」と回答。しかし、そのうち23.4%が「休みたいのに休めない」環境にいることが明らかに。

かぜをひいたときの対処方法を聞くと、かぜのひき始め〜ピーク後は「夜、いつもよりたくさん寝る」人が4~5割。「日中、活動せず寝る」「仕事や学校、家事などを休む」と回答した人はかぜのピーク時でも3割程度にとどまった。

  • 休みたい理由・休めない理由

    休みたい理由・休めない理由

かぜをひいたときに休みたい理由を聞いたところ、「身体がつらい・しんどいから」が最も多く75.3%。次いで「休んだほうがかぜが早く治ると思うから」(56.3%)、「他の人にうつしたくないから」(51.0%)、「症状が悪化してしまうから」(50.7%)、「周囲の迷惑になると思うから」(47.2%)と続き、休むことが早期回復につながるという意識や、周囲への配慮が上位に。

一方、休めない理由としては、「代わりにやってくれる人がいないから」(53.0%)、「周囲の人に迷惑をかけたくないから」(32.7%)、「人手が足りないから」(31.2%)が上位にあがったほか、「職場の雰囲気が『かぜ程度では休まない』という空気感であるため」という(16.6%)理由も見られた。

  • コロナ禍の体調不良による休暇

    コロナ禍の体調不良による休暇

次に、昨今のコロナウイルス感染拡大などの社会環境変化により、かぜ等の体調不良時には、約2割の人が「休暇が取りやすくなった」と回答。その理由としては、「職場が休むことを推奨しているから」(60.9%)や「休むことへの周りの理解が高まったから」(51.3%)など、職場の制度としても周囲の空気感としても一定数、休みやすくなっていることが読み取れた。