マネーフォワードは9月13日、「年末調整に関する市場調査」の結果を発表した。調査は7月、年末調整の担当者436名、および年末調整の回答者1,099名を対象にインターネットで行われた。

  • 年末調整業務で負担が大きいと感じる業務

    年末調整業務で負担が大きいと感じる業務

調査によると、年末調整業務に負担を感じている年末調整担当者は全体の60.0%。負担が大きいと感じている業務は、「従業員への年末調整書類の配布・回収」(40.8%)、「回収した書類の内容の転記作業」(38.3%)、「税務署や市区町村に、申告書類を郵送で提出すること」(36.0%)が上位となり、紙の書類での運用によって、担当者の負荷が大きくなっているよう。

  • 年末調整を提出する側である従業員が負担に感じること

    年末調整を提出する側である従業員が負担に感じること

一方、年末調整を提出する側である従業員が負担に感じることは、「手書きで申告書を記入するのに、時間や手間がかかること」(33.7%)、「申告書の記入方法がよく分からないこと」(30.9%)、「記入した申告書を郵送や手渡しで会社に提出すること」(15.8%)が上位に。

そこで、「年末調整の書類提出がオンラインで完結したら楽になると思いますか?」と質問したところ、従業員の84.9%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した。