きょう10日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00~)では、3人組の動画クリエイター・Kevin’s English Roomが出演する。
2019年から動画投稿を始めたKevin’s English Room。アメリカ育ちでネイティブ英語を話す「ケビン」、英語は全く話せないIQ140の「かけ」、日本語・英語・フランス語を操るトリリンガル「やま」の3人組で、ネイティブが実際に使う英語を学べるYouTube動画や、日本とアメリカの文化の違いをコミカルに表現したTikTok動画で人気に火がつき、投稿開始からわずか3年でSNSの総フォロワー数340万人を超える人気ぶりだ。彼らの動画の魅力を街の人に尋ねると「学校で習う試験のための英語とは違って、Kevin’s English Roomの動画は楽しく英語を学べる」という。
動画の企画や編集、投稿タイミングは全て、英語が全く話せないというかけが担当しており、なぜ英語を題材にしようと思ったのか尋ねると、「元々そんなに(英語に)興味があったわけじゃなく、3人の組み合わせでみんながしゃべれて、見る人も(興味がある人が)多いかなと思った題材が海外の文化とか英語だった」という。英語が小学校でも必修化され、ビジネスにおいても語学力が求められることが多くなり、年々高まっている世間の英語への関心が、見事にマッチしたとも言える。
一方で、以前から彼らの動画をよく見ているというマツコ・デラックスは、独特な目線でその魅力を考察。「“ウェーイ!”に行ききれない感じがいいのよ」「今って若者の集団コンテンツって“ウェーイ!”が中心じゃない? でも世の中必ずしもそれだけを求めてるわけじゃないじゃない?」と、昨今の王道の若者コンテンツとは一線を画し、新しいポジションを確立しつつある彼らの人間性を語る。
そんな中、急激に認知度が上がったことで街でよく声をかけられるケビンにはとある悩みが。「TikTokの動画はYouTubeとは空気感が違って、アメリカンな役で 『Yeahhhh!!』とか 『Fooooo!!』みたいなテンション感で映っている」ため、普段の雰囲気とのギャップで残念がられるのが嫌なので、ついつい頑張って対応してしまうのだという。
すると、マツコは「YouTube見てる限りでは(3人の中でケビンが)一番暗いと思う」と話すと、かけとやまは大きくうなずく。さらに、やまに対して、「(この人気になった状況を)誰よりも俯瞰して客観視して見ているのがやまちゃんだと思う」と分析すると、ケビンとかけは納得の表情を見せ、マツコのするどい観察眼に驚く場面も。
「殺伐とした日常の清涼剤的な感じの役目はしてるんだよね、この人たちって」「安心感というか、商業的じゃない感じに見えるのよ」と、マツコが見抜いた、英語だけではないKevin’s English Roomの人間力に迫る。