お笑いコンビ・かまいたちによるテレビ朝日系バラエティ番組『かまいガチ』で誕生した「GACHI SEA」が、26日に東京・日本武道館で行われるLUNA SEA復活ライブ『復活祭-A NEW VOICE-』に出演することが発表された。

  • 左から布川ひろき、濱家隆一=テレビ朝日提供

今年2月の放送で、LUNA SEAを愛する山内健司は、一時活動休止を発表したLUNA SEAのために何かできないかと画策。濱家隆一をはじめ、トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)、ジョイマンの高木晋哉、そして本家のドラム担当である真矢を呼び出してLUNA SEAならぬ「GACHI SEA」を結成し、本家LUNA SEAへのリスペクトを込めた「ROSIER」を歌い上げた。昨日24日の放送ではGACHI SEAが再集結。LUNA SEAから直々にオファーを受け、ライブへ出演することが決まった。

GACHI SEAに課せられたミッションは、たった2カ月でLUNA SEAの名曲「TRUE BLUE」をマスターし、武道館ライブで生演奏すること。ところが、彼らが2月に披露した「ROSIER」はボーカル・山内の歌唱以外、すべてエアー演奏。ベース担当の高木とリズムギター担当の布川は楽器未経験で、リードギター担当の濱家はかつてアコースティックギターをかじったことがあるが「TRUE BLUE」にはごまかしの利かない難度高めのギターソロがあるという問題が。

さっそく先生からレッスンを受け、練習を始めたメンバー。しかし、武道館への道のりは想像以上に険しい。どこへ行くにも楽器を持参し、空いている時間はできる限り自主練に費やすも、2週間後に真矢の前で披露した初セッションでは楽器を鳴らすのがやっと。真矢からも「今のところ一番仕上がってるのは、ファン役のみちお君だね」と評されてしまう。真矢以外素人のGACHI SEAは、武道館ライブで成功を収めることができるのか。来週31日の放送では、GACHI SEAが武道館のステージへ。すべてを懸けた運命のライブの表と裏を届ける。

このたびメンバーが、明日に迫った武道館ライブへの意気込みを語った。

■山内健司(かまいたち)

僕にとって、LUNA SEAさんは青春そのもの。そのライブの邪魔をしないように、逆にGACHI SEAの演奏が最大の見せ場になるくらい、拍手が沸いたり、「クオリティー高かったな」って言われるように、仕上げていきます。待っててくれ!

■濱家隆一(かまいたち)

LUNA SEAさんのライブに出させていただけて、本当にありがたいです。こんな経験は一生することがないので、全力でやりたい! 本番まで残りの時間は全部ギターの練習に費やして、「何やねん!? 出てこうへん方が良かったやんけ」と思われないように、頑張ります!

■高木晋哉(ジョイマン)

ライブに呼んでくださったLUNA SEAさんや、見に来る方々のため、日本武道館で最高のベースを弾けるように、頑張るシンバル!

■布川ひろき(トム・ブラウン)

僕は小・中・高と、本当にLUNA SEAさんが好きで、ライブにも何度も行ったんです。そのステージに立てることに、すごく感動しています。このパワーをなんとか出せるように、またSLAVE(=LUNA SEAファンの総称)の皆さんと共有できるように頑張ります。よろしくお願いします。

■みちお(トム・ブラウン)

最初はヘラヘラふざけて、みんなの練習を邪魔したりしてましたが、今はもう笑えないですね。ピリピリしていて逃げ出したい気持ちです。とにかく「邪魔しないように」っていう気持ちです。布川も本当にちゃんと練習しているので、その成果を発揮できればいいなと思います。みんな真剣にやっているので、お客さんもうがった目で見ないで真剣に聴いてくれたら、うれしいです。