Natureは、「夏の電力使用に関する意識調査」を実施し、その結果を8月10日に発表した。本調査は7月21日~22日の期間、全国の20歳から59歳の消費者1,100人を対象に行われた。
節電行動への取り組みに対する意識調査では、「日頃から取り組んでいる」「気がついた時だけ取り組んでいる」をあわせて、79%が「取り組んでいる」と回答。
節電理由を尋ねたところ、1位は「電気代抑制」(77%)となり、「電力会社の節電のお願いに協力」している人は4%に留まっている。また、節電のために行っていることを聞くと、最多は「エアコンの温度調節」(68.7%)、次いで「家電の使用時間の削減」(56.6%)、「エアコンの掃除」(43.9%)と続いた。
節電効果の実感としては、43.5%が「電気代が安くなった」と回答。一方で、「特に変わらない」(30.4%)と、効果を実感できていない人が3割いるという。
次に「デマンドレスポンス」(電力の需要側をコントロールし、需要と供給のバランスを調整する取り組み)の認知度を尋ねると、68.7%が「知らない」と回答。
「自宅に太陽光パネルや蓄電池、EV(電気自動車)はありますか」との質問には、78.6%が「ない」と回答し、普及率が高くないことがわかったという。
月々の電気代・電気使用量について把握しているかを尋ねると、「把握している」(54%)、「なんとなく」(31.7%)と続き、合計80%以上の人が把握しているという結果に。
また、スマホで電力使用量を日々チェックできる仕組みを使いたいか質問したところ、、「使いたい」と72%が回答。スマホで電力使用量をチェックしたいニーズは高まっていることが分かったという。