清野菜名と松坂桃李がW主演を務める、映画『耳をすませば』(10月14日公開)の場面写真が8日、公開された。

映画『耳をすませば』

映画『耳をすませば』

同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

この度解禁されたのは、猫のムーンの場面写真。ムーンを演じたのは『ねこあつめのの家・蚤とり侍』『コーヒーが冷めないうちに』『ねことじいちゃん』(19年)に出演したタレントねこ・ぽんず。ムーンの座をオーディションで射止めたぽんずは、数々の作品でその愛らしさを発揮してきたベテランねこ俳優で、オーディション参加時には、10匹以上の猫の中で唯一完璧に演技をこなした天才ぶりを披露したという。

ぽんず演じるムーンは、読書が大好きな中学生の月島雫(安原琉那)が、父にお弁当を届けるために乗った電車の中で出会うという役どころ。ムーンに導かれるように「地球屋」にやってきた雫は、そこで人生を変える体験をする。8月8日は「世界猫の日」といわれ、「人間と猫の友情を深め合うと共に、猫に安全な生活を提供することを誓う日」と定められているため、雫の人生にとって大切なきっかけとなった猫・ムーンの場面写真が公開された。

雫を演じた安原は、ぽんずに慣れるためにカメラが回っていない時間もぽんずと過ごすことが多かったという。場面写真では、てくてくと雫を誘うように歩を進めるムーンの姿やカゴの中でひと休みする姿など、愛らしい姿と何かを悟っているような落ち着いた表情がとらえられている。

(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会