キャリアデザインセンターは8月3日、「メンタル不調による休職」に関する調査結果を発表した。調査は6月30日~7月11日、同社運営の転職サイト「女の転職type」会員の女性755名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。
メンタル不調が原因で休職したことがあるかを聞いたところ、「休職はないが有給休暇を取ったことがある」が27.2%、「休職したことがある」も21.2%と、半数近くがメンタル不調で有給や休職した経験がある事が明らかに。休職期間を聞くと、1位「数カ月程度」(33.8%)、2位「1カ月程度」(19.4%)、3位「1年程度」(15.0%)と、約3割の人が半年以上休職していることがわかった。
メンタル不調に陥った原因については、「職場の人間関係」(58.3%)、「業務量の過多」(41.2%)、「職場のハラスメント」(39.8%)が上位に。症状としては、「憂うつ」が最も多く70.4%。次いで「不安感」(67.1%)、「不眠」(58.3%)と続いた。
また、休んでいる間、不安に思ったことを聞いたところ、「金銭面」(50.3%)がトップに。次いで「いつ快方に向かうか」(44.5%)、「職場に迷惑をかけていないか」(43.1%)、「社会復帰できるか」(39.2%)と続いた。
メンタル不調を乗り越えるために大切だと思うことを聞くと、「十分な休息や睡眠」(82.3%)が圧倒的1位に。次いで「心を許せる人と過ごす」(64.1%)、「異動や転職」(53.3%)、「バランスのいい食事」(44.2%)と続き、リラックスすることや環境を変えることが大切だと思う人が多かった。
次に、休職期間終了後の行動について教えてもらったところ、「転職した」が最も多く48.8%。次いで「元の職場に復帰した」(18.8%)、「退職したまま働いていない」(11.3%)、「まだ休職中」(10.6%)と続いた。
そこで、休職明けにあったらいいと思う制度やサポートを聞いたところ、「時短勤務」(65.2%)、「在宅勤務」(61.5%)、「業務量の調整」(57.4%)が上位に並んだ。