パズルリングは8月3日、「人生のラスト(終活)に関する意識調査」の悔過kを発表した。調査は7月13日、15歳以上の男女約2,000人を対象に行われたもの。
まず、人生のラストに向けて備えていることがあるか聞いたところ、7割以上が「何もしていない」と回答した。年代別でも、全ての年代で「何もしていない」の回答率が最多。30代・50代では8割超となっている。
70代以上においても58%が「何もしていない」と回答している一方で、「エンディングノートや紙にまとめている」(13.1%)や「保険・証券や資産の場所、葬儀について家族や信頼できる人に伝えている」(15.2%)など、備える人の割合も増える傾向が見られている。
スマートフォンやパソコンのアプリ・WEBサービスなど、パスワードをどのように管理しているのか聞いてみると、「記憶している」という人は10代が38.5%と最も高く、20代・30代・40代・50代も25%前後に。
「紙や付箋にメモしている」という人は10代・20代では20%未満となっているものの年代が上がるにつれて増加傾向となり、70代では58%を超えている。「アプリ」や「ブラウザ」で管理している人は、それぞれ15%程度に。
予告なく人生の最期を迎えることになったら、SNSのアカウントをどうするのが良いと思うか尋ねると、56.4%が「削除してほしい」と回答。一方で10代・20代では「削除してほしい」との回答は半数に満たず、「そのままでいい」という人も3割近くとなっている。
気持ちを伝えられないまま大切な人を失った・死別した経験がある人は、39.2%。
もし、二度と会えない人や会いたかった人からの遺言やメッセージが届いたらどのように思うかについては、「感謝・気持ちを伝えたい」(23.4%)、「会いたい」(20.5%)、「嬉しい・喜ばしい」(9.7%)、「返事をしたい」(7.2%)など前向きな回答が6割超となっている。
最後に、人生の終わりが近いと分かった際に最期の言葉を誰かに送るとしたら、誰が良いか質問。すると、親や配偶者、子どもを選んだ人はそれぞれ3割以上に。さらに、兄弟・姉妹も含めた家族のうちいずれかを選んだ人は、全体の75%超となっている。
また、「SNS上の友人ほか不特定多数の人」を選んだ人は、他の世代と比べて10代(約5%)や20代(約3%)に多い傾向が見られた。