フジテレビのバラエティ特番『絶対シェフ~注文のできない料理店~』が、8月2日(26:05~)に放送される。

  • 寺島しのぶ=フジテレビ提供

この番組は、ゲストの注文を一切聞かずに、3人のシェフがゲストの「今、食べたいもの」をスタジオトークやアンケート。表情から感じ取り、その感じるままに料理を作り、どのシェフの料理を気に入ったかを選んでもらう。

今回のゲストは、寺島しのぶ。番組が用意したシェフは、フレンチの創作芸術家・古屋壮一、流浪の和食料理人・楠修二、信州ラーメン界のカリスマ・塚田兼司だ。

そのシェフたちの様子をリポートするのは狩野英孝。寺島の反応によって、臨機応変に対応するシェフを、臨場感たっぷりかつ、独特なリポートで盛り上げるが、シェフたちのテクニックにあっけに取られて、全然リポートにならず、進行の伊藤利尋アナウンサーに「狩野さん! 僕がリポートしてますよ」とツッコまれてしまう。

まずは寺島の本日の味覚のコンディションをチェックする、ファーストディッシュを提供。この試食を受けて、味の好みや今日の気分、コンディションを推察し、メインディッシュのメニューを確定させる。

ファーストディッシュを受け、それぞれ食材を手に調理を始めるシェフたち。ここからは、特別に料理と直接関係のないものに関しては、寺島に質問することができる。歌舞伎の家に生まれながら、かつては女子プロレスラーになりたかったという寺島。ノリノリで同世代の伊藤アナとクラッシュギャルズの話で大盛り上がり。すると、ラーメンの塚田シェフからの「女子プロレスと男子プロレスどっちが好きですか?」という質問に、「昔は女子プロですが、全日か新日か?って言ったら新日の方を見てた」という返答。それを受け、メイン食材を決めた塚田シェフ。一体何がわかったのか。さらに、あるネット情報の真偽を寺島に質問するも、「それはないです!」と一蹴される一幕も。

スタジオでは、事前アンケートで聞いた「好きなレストランの料理を、女子プロレスラーに例えてください」という質問の回答を紹介。寺島自身も「これ、誰かわかる人いますかね?」と苦笑。さらに、そのアンケートで上がってきた料理が全て中華という結果に関しては、「その時は中華の舌だっただけ。今は別に中華じゃない」とあっけらかんと答える寺島。「名店のスペアリブのイメージがなぜジャガー横田なのか?」を、熱く語る寺島の“女子プロ愛”にも注目だ。

収録を終えた寺島は「いい番組だと思いました。シェフがおっしゃってくれていましたが、何日間もずっと私のことを考えてくれて、料理を作ってくれるなんて、こんな贅沢(ぜいたく)なことはないですね。特に今のコロナ禍で、(飲食店は)お客さんも入らなくて大変だった中で、そんな状況でもお客様ひとりひとりのことを考えて、お料理を提供するって、ものづくりの基本ですよね。シェフって本当にかっこいいいなぁって思いました。まさにものづくりの現場。何かを作って人を喜ばせようという各シェフの心意気を見てほしいです。私はおいしいものを食べるだけで、いい思いばっかりさせていただきました」と話している。

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