お金のデザインは7月21日、「『お金』と『人生』に関する意識調査」の結果を発表した。調査は5月12日〜22日、THEOを利用する20代〜80代の8,671人を対象に行われたもの。

  • 「幸せな人生」について、ご自身の考えに近いもの・あなたが考える「人生においてのお金」のイメージについて、ご自身の考えに最も近いもの

「幸せな人生」についての考えを尋ねたところ、すべての世代において「自分らしく過ごせる人生」が1位となった。

次いで、30代・40代では「お金に不自由しない人生」「自分の大切な人と過ごせる人生」が、50代以上では「お金に不自由しない人生」「自分の興味・関心に取り組める人生」がトップ3を占めた。

30代以上では幸せな人生を構成する要素として「お金」を重要視している人が多い一方で、20代では「自分の興味・関心に取り組める人生」「自分の大切な人と過ごせる人生」がトップ3を占めている。

ウクライナ情勢をきっかけに、幸せに関する価値観が変わったかについて尋ねると、全体で約半数が変化があった(「とても変わった」「やや変わった」)と回答した。世代ごとに変化があったという回答を比較すると、20代では42.8%であったのに対し、70代以上では60.8%と2割近くの差であった。

  • ウクライナ情勢をきっかけに、あなたの「幸せに関する価値観」は変わりましたか

また、ウクライナ情勢前後の幸せの価値観で重視している事については、いずれも「お金に心配のない生活がおくれる」「プライベートが充実している」「変わらない日常を過ごせる」が上位となっているが、以後では「変わらない日常を過ごせる」が3位から1位に大きく順位を上げる結果となっている。

  • ウクライナ情勢以前に、あなたが「幸せに関する価値観」として、現在、重視していることを選択してください

  • ウクライナ情勢以降に、あなたが「幸せに関する価値観」として、現在、重視していることを選択してください

これからの日本人の給料水準がどのように変わると思うか聞いてみると、41.9%が「下がる」と回答。「上がる」は16.9%にとどまっている。「下がる」の回答は、20代の54.1%から年代が上がるにつれて段階的に下がっていく傾向も見られた。

  • 将来、日本人の給与(報酬)水準はどう変化すると思いますか

給与水準の変化の理由としては、「経済成長率の影響」が67.9%で最も多く、次いで「人口動態の変化による影響」(60.2%)、「金融政策の影響」(37.4%)が続いた。

  • 給与(報酬)水準が下がると回答した理由で該当するものはどれですか?