日本インフォメーションは6月23日、「睡眠に関する意識・行動調査」の結果を発表した。同調査は5月18日~19日、全国の16~59歳の男女975人を対象に、インターネットで実施した。
睡眠について悩みがあるか尋ねたところ、全体の49.2%が「ある」「ややある」と回答した。性別で見ると、睡眠に関する悩みは全体的に女性の方が多い。特にZ世代中心の20代以下は、「悩みがある」と答えた割合が、7割弱と男性や他の年代と比べて高かった。女性は年代が上がるにつれて悩む人は減っているが、男性は年代が上がるにつれ、悩む人が増えている。
睡眠の悩みがあると答えた人に、具体的にどんな悩みか尋ね、最も解決したいものも聞いた。55.9%が睡眠の悩みとして「睡眠時間が不足している」と答え、最も解決したい悩みでも、「睡眠不足」(22.1%)を挙げている。
性年代別にみると、女性10・20代は寝起き・寝つきの悩みが多く「日中もだるい・眠い」「寝起きの気分がすぐれない」「なかなか布団から出られない」が41.0~55.7%と全体より8.2~17.4pt高い。40・50代は睡眠中の悩みが目立ち、「夜中にトイレに行きたくなる」(男性40・50代、女性50代:37.8~39.6% )、「いびき」(男性40・50代、女性40代:27.7~31.3%)、「夜中に何度も目が覚める」(女性40・50代:29.8~35.6%)が多かった。
不眠の原因を聞くと、全体で「ストレス」(52.2%)が最も多かった。2位は「生活習慣の乱れ」(38.4%)、3位は「運動不足」(24.2%)となっている。性年代別で見ると、「ストレス」という回答は、男性10代(64.9%)、女性30代(60.4%)が多かった。「不安・抑うつ」では男性30代(26.8%)、女性20代(33.3%)、「うつ病などの精神疾患」では男性30代(22.0%)が高い。「生活習慣の乱れ」も、男性10代で54.1%、女性10・20代で50.8~51.5%と若年層に多かった。
睡眠対策として、日頃行っていることを尋ねたところ、全体の40.0%が「特になし」と答えた。「湯舟につかる」(23.2%)、「適度に身体を動かす」(21.4% )も多い。男性10代では、「適度に身体を動かす」(32.3% )、「スマホを見ない」(13.5% )が高かった。
睡眠対策として、今後行ってみたいことを聞くと、「特になし」(44.9%)が最も多く、「スマホを見ない」(17.0%)、「枕にこだわる」(14.9%)という回答が多かった。男性10代では、「寝つきを良くする効果がある飲料(ヤクルト1000など)をのむ」(24.0%)や「枕にこだわる」(30.2% )が多い。女性10代では、「スマホを見ない」(33.7%)、「アウトバストリートメントにこだわる」(18.5%)が多かった。