ビジネスシーンを見ていると、理解しがたい発注や理不尽な叱責、非効率な運用などが目に付くことってありますよね。

Excel資料作成代行やセミナーなどを行っている(株)すごい改善 代表取締役の吉田拳さん(@sugoi_kaizen)が、あるクライアントとのやりとりで言われた衝撃のひと言をTwitterに投稿したところ、多くの共感が寄せられました。

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そういえば某案件でExcelマクロを納品した時に担当者さんが「しかしこれでは自動で完璧に仕事が終わりすぎて社員がミスを恐れて注意する意識が育たない。もっとミスが起こりうる仕組みはできないか」とか言い出したので「貴様は一体何を仰ってるんだ」と小一時間説教したことがあります。(@sugoi_kaizenより引用)

ある案件で、Excelマクロを納品した吉田さん。マクロによって、業務は自動で完璧な状態にすることができるようになります。すると先方の担当者は、なんと「ミスが発生しないと注意する意識が育たない」と、ミスが起こるような仕組みにできないか? と、本末転倒なことを言い出してしまいます。これでは、何のためのマクロなのか分かりませんね。

この投稿には「じゃあ、そもそもなんのために作らせたんだ」「プログラムの良さ完全に殺しにきてますね」「それは上司が別件で教育すれば済むことでしょ」と、担当者の言葉に呆れる声や、「全部電卓で検算した後、一部を筆算で手計算した後じゃないと承認しない昭和上司のせいで、業務処理時間はさほど改善されていない」と、マクロを導入したものの、Excelに理解のない上司のせいで業務改善に至らなかったというエピソードなど、さまざまなコメントが寄せられました。

投稿者さんに聞いてみた

――小一時間説教されたあとの反応が気になりますが、担当者さんは納得されたのでしょうか。

もちろんご担当者様にはご納得頂きました。

――このツイートにはいいねが4.5万件(6月20日時点)と多くの反響が寄せられておりますね。

このツイートが目に触れたことで、Excel作業がマクロによって劇的に時短効率化できるという事実に気づいて頂ける方が増えたらいいなと思います。


ミスをしないような人材を育てたいという気持ちはわかります。でも、そのために正確性を欠くマクロを組んでしまっては、マクロの意味がありません。願わくば、こんな担当者や上司には出会いたくないものですね。