コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、「ネット副業」が大きな注目を集めています。ネット副業は、パソコンやインターネット環境があれば気軽に始められますが、種類が多く、どれを選ぶべきか迷っている人も多いでしょう。

そこでこの記事では、初心者向け、稼ぎ重視、そして、趣味や特技を活かせるものの中から、「おすすめのネット副業」を15種類ピックアップしました。また、自分に合うネット副業の選び方、注意点などもあわせて解説しましたので、ネット副業を検討している人はぜひ参考にしてください。

■今話題の「ネット副業」って何?

<ネット副業とは>

ネット副業とは、インターネットや、パソコン、スマートフォンなどのデバイスを利用して行う副業のことです。インターネットとデバイスがあれば時間や場所の制限を受けずに取り組めるものも多く、「空いた時間に稼ぎたい」というサラリーマンや主婦、さらには学生からも人気があります。

また、ネット副業は、ちょっとしたお小遣い稼ぎができるものから、本格的に取り組めば独立につながるものまで難易度もさまざま。目的や稼ぎたい金額によって好きに選べるのも魅力です。

<ネット副業の種類>

ネット副業とひと口に言っても、「インターネットを通じてできる副業」は多数あります。 モニターやアンケートなど簡単にできるものからFX、株式投資など知識を要するもの、最近では、SNSやYouTubeなどで収入を得る人も多く見られるようになりました。

このように、ネット副業はインターネット上にさまざま存在しています。今の時代、ネットで副収入を得ることは、さほど難しくはないのです。

<自分に合うネット副業を選ぶポイント>

せっかくネット副業を始めるなら、自分に合う副業を見つけ、長く継続して安定収入を得たいですよね。自分に合うネット副業を選ぶには、自分がどのような副業をしたいのか、さまざまな角度から明らかにしておくことが大切です。

たとえば、ネット副業を始める前には、以下のような点について考えておきましょう。

・いくらくらいの副収入を得たいのか ・どのくらいの時間を副業に費やせるのか ・趣味や特技を活かすのか、新たに知識を習得するのか ・自分の好きな時間にできたほうがいいのか ・難易度の許容範囲はどのくらいか

自分がネット副業に求める条件を明確にしたら、それをもとに、できるだけ条件に合う副業を選びましょう。そうすれば、「もっと稼げると思ったのに」「全然興味がわかない」といった仕事のミスマッチを防ぐことに役立ちます。

<ネット副業の注意点>

ネット副業を始めるなら、注意すべき点も知っておきましょう。残念ながら、インターネット上には詐欺まがいの業者も紛れているからです。たとえば、「クリックするだけで○○万円稼げる」と謳うなど、あまりにも簡単にできる副業には気を付けましょう。

また、無料で始められると言っていたのに実際には費用がかかったり、問い合わせ先につながらなかったりする業者やサイトも避けるのが無難です。

■おすすめのネット副業15選

ここからは、初心者向け、稼ぎたい人向け、趣味や特技を活かしたい人向けに、おすすめのネット副業をご紹介します。

<初心者向けのネット副業>

1. フリマアプリ、ネットオークション

初心者が簡単に始められるものとして、フリマアプリ、ネットオークションを利用した副業があります。フリマアプリ、ネットオークションは、家庭の不用品などを出品し、落札者がいればその分が収入となる仕組みです。

物によっては、リサイクルショップに持ち込むより高値で売れることもあります。処分したい不用品があるなら、フリマアプリやネットオークションに挑戦してみましょう。

2. ポイントサイト、アンケートモニター

ポイントサイトとは、広告のクリックやアプリのダウンロード、資料請求などを行うことでポイントが貯まるサイトのことです。貯めたポイントは現金やギフト券、電子マネーなどと交換できます。

また、ポイントサイトやアンケートサイトから、アンケートモニターとして収入を得る方法もあります。サイト上から簡単なアンケートに回答するほか、ZoomなどのWeb会議ツールを利用し商品に関するインタビューに応じるなど、さまざまな手段でアンケートに回答します。

3. データ入力

データ入力は、企業から渡される資料などから指定されたデータを入力する仕事です。名刺から住所録を作る、簡単な数値をエクセルに打ち込む、商品情報をサイトに登録するなど、データ入力の作業にはさまざまなものがあります。

データ入力は基本的に単純作業となるため、比較的簡単な作業を淡々とこなしていきたい人に向いている副業でしょう。

4. 音声起こし(テープ起こし、文字起こし)

ボイスレコーダーに録音された音声や動画の音声を文字に起こす「音声起こし」という仕事もあります。音声の内容は、講演やインタビュー、セミナー、YouTube動画などがメインです。

録音内容を素早く文字に起こせると効率よく稼げるため、タイピングの速さに自信のある人には特におすすめです。なお、英語や韓国語など外国語の音声を日本語に起こす、翻訳を兼ねた音声起こしもあります。

<稼ぎ重視のネット副業>

5. FX、株式投資

金融の知識を身に付ければ、FXや株式投資も副業の候補に挙がるでしょう。最近ではスマホアプリから簡単に取引ができるため、場所を選ばない副業としても人気です。

FXや株式投資は大きく稼げることもありますが、一方で、資金を減らすリスクも伴います。また、市場や為替のこまめなチェックや継続的な勉強も欠かせないため、収益を重視したい人は、本腰を入れて取り組む必要があるでしょう。

6. SNS、ライブ配信

最近では、TikTokやInstagramなどのSNS、YouTubeなどを利用した副業も一般的となりました。それぞれ収益の得方は異なりますが、たとえば、InstagramならASPのアフィリエイトプログラムを使い収益化する、企業とのタイアップで商品をPRするなどの方法があります。

一方、ライブ配信は、ライブ配信アプリから生配信を行い、「投げ銭」や「ファンクラブ」などで収益を得ます。ライブ配信を行う「ライバー」の人気が高いほど、また、配信が盛り上がるほど稼げる仕組みの仕事です。

7. Webライター

Webライターは、Webサイトの記事やコラムなどを執筆するライターです。その他にも、ネット広告の文章やECサイトに掲載する商品の説明文、電子書籍など、幅広い内容のWebライティングを行います。

専門分野やSEOの知識を持っていたり、セールスライティング、コピーライティングのスキルを身につけたりすれば、記事単価が上がり大きく稼ぐことも可能です。

8. プログラミング、デザイン

プログラミングやデザインの知識があるなら、Webサイトやバナー、ランディングページの制作などさまざまな仕事を請け負えるでしょう。これらの仕事は常に多くの需要があるため、副業でもそれなりの収入になる場合が多いようです。

なお、PhotoshopやIllustratorなどのソフトが使える人は、写真の簡単な修正のみ行うこともできます。

9. アフィリエイト

アフィリエイトとは、自分のブログやSNSなどにアフィリエイト広告を掲載し、そこから商品やサービスが購入されると、売上の一部を報酬として受け取れる仕組みです。

ブログ記事やSNSの投稿がある程度の数になるまでは報酬を得ることは難しいですが、アクセスやフォロワーが増えれば、少ない労力で大きな金額を稼ぐことも夢ではありません。

10. noteの有料記事販売、電子書籍出版

特定の分野で情報発信できるネタを持っているなら、noteで記事にして販売したり、電子書籍として出版したりしてみましょう。TwitterなどのSNSでフォロワーを増やして告知すれば、多くの人に購読してもらうことも不可能ではありません。

有料記事の投稿や出版をコツコツ重ねれば、毎月自動で入ってくる「不労所得」を少しずつ増やすことができます。

<趣味や特技を活かせるネット副業>

11. ハンドメイド制作

アクセサリーや小物、雑貨といったハンドメイドが得意なら、ハンドメイド作品を制作・販売する副業がおすすめです。「minne」などのハンドメイドマーケットプレイスを利用すれば、集客から販売まで時間をかけずに行えるでしょう。

ただし、一般的に、ハンドメイド制作はさほど大きな収入にはならないケースが多いようです。「たとえたくさん稼げなくても、好きなことを副業にしたい」という人に向く副業でしょう。

12. イラスト制作

イラスト制作は、オーダーに応じてイラストを制作、販売する仕事です。制作したイラストは、Webサイトや雑誌の挿絵、SNSのアイコン、YouTube、ポスターなどさまざまなシーンで使われます。

イラスト制作は、「ココナラ」などのスキル販売サイトや「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトなどで仕事を受注できます。

13. オンライン講師

語学、楽器演奏、仕事のノウハウなど、人に教えられるくらい得意なものがある場合は、オンライン上で講師をすることができます。コロナ禍で在宅時間が増え、「外出せずに自宅で学びたい」という需要は増えているため、今が参入のチャンスと言えるでしょう。

オンライン講師をするなら、「ココナラ」「ストアカ」「タイムチケット」など、スキル販売やオンラインレッスンが開催できるサイトを利用するのがおすすめです。

14. 写真販売

写真販売は、自分で撮影した写真を販売する仕事です。写真を販売して収入を得るには、写真をオンライン上で販売する「ストックフォトサービス」を利用するといいでしょう。

写真は1枚数百~数千円で販売できますが、ストックフォトサービスを使うと、40~60%ほどの手数料がかかります。写真販売で多くの収入を得るには、「売れやすい写真の傾向」をできるだけ早くつかむことがポイントのようです。

15. 動画編集

動画編集とは、YouTubeや企業のPR動画、結婚式で流すウェディングムービーなどの編集を行う仕事です。動画の種類や編集の内容によって報酬は異なりますが、特に企業のPR動画の場合、1本あたり数十万円と高額になることも少なくありません。

動画編集の需要は高いため、スキルがある人はぜひチャレンジしてみましょう。

■自分に合うネット副業を見つけよう

今回は15種類のネット副業をご紹介しました。「これならできそう」「やってみたい」と思える副業は見つかったでしょうか。自分に合うネット副業を選んで稼ぎ方のコツをつかみ、本業以外の収入の柱をしっかり構築していきましょう。