ブレイバンステクノロジーズは6月17日、「ITエンジニアにおけるキャリアの多様化」に関する調査結果を発表した。調査は6月2~4日、現在ITエンジニアとして働く107人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「現在の職種(Webエンジニアやサーバーエンジニアなど)から、別のITエンジニアの職種へと転向したい意向はありますか」と聞くと、「非常にある」(16.9%)、「ややある」(30.8%)、「あまりない」(35.5%)、「まったくない」(16.8%)だった。
そして、「非常にある」「ややある」と答えた回答者に「どのようなITエンジニアへ転向したいと考えていますか」と尋ねると、「Webエンジニア(開発エンジニア)」(56.9%)、「制御・組み込みエンジニア(開発エンジニア)」(29.4%)、「サーバーエンジニア(インフラエンジニア)」(27.5%)、「ネットワークエンジニア(インフラエンジニア)」(21.6%)、「セキュリティエンジニア(インフラエンジニア)」(21.6%)、「データベースエンジニア(インフラエンジニア)」(19.6%)、「その他」(0.0%)、「分からない/答えられない」(3.9%)という結果だった。
なお、「サーバーエンジニア」を選んだ回答者に理由と現在の職種を聞くと、「現在はカスタマーサポートや保守業務が中心であるため、構築を中心とした業務を行いたいため」(46歳)、「サーバーの仕組みや実際の業務についてさらに学びたいです。現在は個人向けのソフトウェア開発を主に行っています」(38歳)、「サーバを構築したり運用するのがすきなので」(43歳)などのコメントがあった。
また、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアを選んだ理由には、「セキュリティ関連の業務の経験があり、その経験を生かしたいから」(46歳)、「具体的にはどうかとは言えないが、マンネリ化しない程度に行いたいのと、満足感や達成感を感じたい」(49歳)や、「ネットワーク業務を担当した際にセキュリティ関連の業務も行っていたため、経験を生かしたい」(46歳)、「将来性がある」(48歳)、「需要が多そうだから」(41歳)などの声があった。
次に、同じ「非常にある」「ややある」と答えた回答者に、「現在の職種(Webエンジニアやサーバーエンジニアなど)から別のITエンジニアの職種への転向に向けて、実際に行動していますか」と聞いてみると、「はい」(41.3%)、「いいえ」(51.0%)、「分からない/答えられない」(7.8%)となった。
さらに、上記の質問に対して「いいえ」と答えた回答者に「別のITエンジニアの職種への転向を行う上で、ハードルとなっているものを教えてください」と聞くと、「転職の経験がなく、どのように進めたらよいのか分からないため」(38歳)、「自分に合う会社が見つからない」(47歳)、「年齢、体力」(46歳)、「現在の職場をなかなかやめられない」(36歳)、「経験の少なさです」(50歳)などが挙げられている。