Agoraは6月14日、「クレジットカード決済および電子マネー・スマホ決済の利用動向調査」の結果を発表した。調査期間は2022年4月5~6日、調査対象は20~59歳以下のクレジットカード保有者で毎月必ず使用する人、有効回答は300人。
クレカ選び、「お得度」にこだわる傾向
保有するクレジットカードを尋ねたところ、「楽天カード」が圧倒的に多く56.33%。以下、「JCBカード」(27.67%)、「イオンカード」(22.67%)、「三井住友VISAカード」(20.33%)、「dカード」(16.67%)と続いた。なお、「楽天カード」はメインカード利用者数・メインカード採用率以下でも1位となり、3冠を獲得している。
よく使う電子マネー・スマホ決済は、1位「PayPay」(40.33%)、2位「Suica・PASMOなど交通系電子マネー」(22.67%)、3位「楽天Pay」(22%)、4位「WAON」・「d払い」(各19%)、6位「nanaco」(14.67%)の順となった。
特に貯めているポイントサービスを聞いたところ、「楽天ポイント」が41.67%でトップ。次いで「dポイント」(12.33%)、「Tポイント」(11%)、「PayPayポイント」(9.67%)と続いた。同調査では「今回の調査における楽天カード利用者の多さに相関した結果と考えられ、ポイント還元を軸に、楽天経済圏が機能している現状が見える」と分析している。
クレジットカード選びで最も重視することは、「ポイント還元率の高さ」が最も多く3人に1人以上の37%。以降、「年会費の安さ」(26.33%)、「対応店舗の多さ」(7%)、「マイル還元率の高さ」(6.67%)、「セキュリティの高さ」(6%)となった。ゴールドカード以上のステータスカード保有者に限定しても、「ポイント還元率の高さ」「特典・サービスに魅かれて」が上位2位に入っており、同調査では「クレジットカードの種類やステータス問わず、カード選びでは『カード自体のお得度』にこだわる傾向」があると分析している。