ペットメディカルサポートは5月25日、ペットの犬や猫のマイクロチップ装着に関する飼い主の意識・実態調査の結果を発表した。調査は4月25日〜30日、犬または猫の飼い主2,461人を対象に行われたもの。
まず、マイクロチップの知名度について調べたところ、犬の飼い主で95%、猫の飼い主で94%という結果となった。
ペットショップやブリーダーなどで販売される犬や猫にマイクロチップの装着が義務化される事を知っているかについては、犬の飼い主で78%、猫の飼い主では71%となっている。また、個人のマイクロチップ装着の努力義務についての知名度は、犬の飼い主で77%、猫の飼い主で70%に。
次に、マイクロチップ装着の状況を聞いたところ、「装着している」と回答としたのは犬が60%、猫が30%であった。マイクロチップを装着している飼い主にそのきっかけを尋ねると、犬猫の飼い主ともに「業者が装着していた」(犬89%、猫78%)が最多であった。
そのほか、「災害を意識して」(犬7%、猫14%)、「周囲のすすめ」(犬1%、猫6%)、「努力義務だから」(犬4%、猫3%)という結果となっている。
続いて、ペットのマイクロチップ装着について賛否を調査した。すると、犬の飼い主は、「賛成」「どちらかというと賛成」がそれぞれ42%に。猫の飼い主は、34%が「賛成」、53%が「どちらかというと賛成」と回答した。
「賛成」「どちらかというと賛成」と回答した飼い主にその理由について尋ねてみると、最も多かったのは「迷子になったペットを探すのに役に立つ」(犬80%、猫83%)であった。
ほかには、「確実は身分証明になる」(犬76%、猫63%)、「盗難時に自分が飼い主だと証明できる」(犬55%、猫38%)、「ペットの遺棄を減らせる」(犬48%、猫50%)も多かった。
マイクロチップを装着していない飼い主に今後の装着予定を聞いたところ、犬では49%が「予定なし」、47%が「悩んでいる」と回答。「予定あり」答えたのは5%だった。猫では「予定なし」は40%、「悩んでいる」は51%、「予定あり」は9%となっている。