True Dataは5月24日、「ドラッグストア、食品スーパーマーケット 2022年4月の売り上げ対前年伸び率TOP20」を発表した。同調査は4月1日~30日、全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データを取得し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計した。
食品スーパーマーケットの対前年金額伸び率1位は、「サラダ油・天ぷら油」(前年同月比132.5%)だった。2位は「スポーツドリンク」(前年同月比119.0%)、3位は「ベビーフード」(前年同月比117.4%)となっている。サラダ油と同様に値上げが話題になっている「レギュラーコーヒー」が(前年同月比117.1%)、「小麦粉」(前年同月比109.4%)も売上金額を伸ばした。
ドラッグストアの1位は「鼻炎用薬」(前年同月比147.8%)、2位は「乳酸菌飲料」(前年同月比134.8%)、3位は「生菓子」(前年同月比132.5%)だった。今年は本格的な花粉の飛散時期が前年より遅かったことから、1位の「鼻炎用薬」と同様に、「目薬」(前年同月比107.3%)も売り上げを伸ばしている。
スーパーマーケット、ドラッグストアとも、大きく売り上げを伸ばしたのは、「乳酸菌飲料」だった。食品スーパーマーケットでは5位、ドラッグストアでは2位にランクインしている。食品スーパーマーケットでは、2021年10月以降すべての月で前年同月を上回っている。
前年4月に比べ気温が高かったことから、「ファミリーアイス」「パーソナルアイスその他」が、食品スーパーマーケット、ドラッグストアともに伸び率TOP20にランクインした。また、ワクチン接種による副反応への備えるためか、「解熱鎮痛薬」がドラッグストアで前年同月比16.3%増、「スポーツドリンク」が食品スーパーマーケットで同19.0%増、ドラッグストアで同15.7%増だった。