ひまわり教育研究センターは4月11日、現役東大生を対象に実施した「子供のころの過ごし方」に関する調査結果を発表した。同調査は2月17日~19日、現役東大生220名(男性106名、女性101名)を対象に、インターネットで実施した。

  • 小学生のころあなたはなぜ勉強したいと思ったのですか

現役東大生に「小学生のころなぜ勉強したいと思ったのか」尋ねたところ、最も多い回答は「いい成績をとるのが楽しかったから」だった。次いで「勉強が楽しかったから」「新しいことを学ぶのが楽しかったから」「親が上手に勉強させてくれたから」「親に褒められたかったから」となっている。

次に、「小学生のころなぜ勉強したいと思ったのか」を男女別で比較した。男女とも1位は「いい成績をとるのが楽しかったから」で、男性が女性に比べて回答が多かったのが、「親が上手に勉強させてくれたから」だった。女性が男性に比べて回答が多かったのは「周囲の評価が嬉しかったから」となっている。「親に叱られるのが嫌だったから」「惰性(なんとなく)」も、女性の方が多かった。

  • 小学生のころあなたはなぜ勉強したいと思ったのですか(男女別)

現役東大生に、中学・高校時代、なぜ勉強したいと思ったのか聞くと、一番多かったのは、「いい成績がとりたかったから」だった。次いで「行きたい大学があったから」「惰性(なんとなく)」となっている。勉強したいという理由に「惰性(なんとなく)」という回答が増えているが、これは勉強がすでに習慣化していることを示していると考えられると言う。

  • 中学、高校時代、あなたはなぜ勉強したいと思ったのですか(男女別)

男女別で回答を比較すると、男性は女性に比べて「勉強が楽しかったから」との回答が多く、女性の約2倍にもなった。一方、「行きたい大学があったから」という回答は女性が男性に比べて倍近く多かった。

  • 中学、高校時代、あなたはなぜ勉強したいと思ったのですか(男女別)

続いて、小学生のころ両親から勉強しなさいと言われたのは1日何回くらいあったか尋ねたところ、「毎日ではないが時々言われた」が最も多く、「言われたことがない」が続いた。24%は「勉強しなさいと言われたことがない」と答えている。一方、1日5回以上言われていたのは、全体の13%だった。

  • 小学生の頃、両親から勉強しなさいと言われたのは1日何回くらいありましたか

男女別で回答を比較すると、「勉強しなさいと言われたことがない」と回答した男性は18人、女性は33人と倍近い開きがあった。「両親から勉強しなさいと言われていた」という男性は76人、女性は56人。男性の中には、毎日5回以上「両親から勉強しなさい」と言われていた人が17人いた。