お笑いコンビの千鳥がMCを務める東海テレビ・フジテレビ系バラエティ特番『運搬千鳥 それ、どうやって運ぶんじゃ?』が、17日(16:05~)に放送される。
同番組は、様々な運搬の一部始終に完全密着し、どこから運ばれて来るのか、誰が運んでくるのか、どんな苦労が隠されてくるのかといったモノの運ばれ方を学ぶ「運搬密着バラエティ」。2020年、2021年春に放送されてきたが、好評につき3年連続での放送が決定した。
今回はゲストに若槻千夏と鷲見玲奈を迎える。3年連続登場している若槻は、「何か運搬のことって、考えていますか?」というノブの質問に、「この番組きっかけで運んでいることを考えるようになりました。アートミユージアムの大きな展示物ってどうやって運んだんだろう?」と答え、千鳥を「運搬トークうまいな!」と感心させる。
VTRでは「競走馬の運搬」、「北海道産牛乳の運搬」、「ミツバチの運搬」、「パウンドケーキの運搬」に、川村エミコ(たんほぽ)、尾形貴弘(パンサー)らが密着する。
千鳥のコメントは以下の通り。
――今年も『運搬千鳥』が放送されます。収録では大悟さんがこの番組を、「千鳥の春の大一番」とおっしゃっていました。
ノブ:大悟がそう言ってますので、僕らの春の大一番です(笑)。
大悟:この番組を収録すると、「春が来たな」という感じがします。若槻千夏さんもおっしゃっていましたけど、やっぱりいいんですよね。都会から少し離れたこのスタジオに来て、窓から普通に小学生が手を振ってくれるのを振り返しながら仕事をするのが、僕らの一連の風物詩になりました。
――運搬密着バラエティというのは、とてもめずらしい題材だと思いますが……。
ノブ:なかなかないですよね。でも、そろそろ目を付けられると思うので、東京のテレビ局にマネされないように特許を取るなど対策をしておいたほうがいい。運搬番組なら千鳥、そして東海テレビのモノですよという風に、なにかしておいた方がいいと思います。
大悟:なかなか運搬だけをメインにした番組は観たことがないんですけど、勉強にもなりますし、知らないことも多いので今後も楽しみです。
――今回の運搬シーンで、印象に残っているものは?
ノブ:僕は競馬が大好きなので、競走馬の運搬です。どのように運んでいるのかというのが本当に謎でした。予想する側からしても、強い馬でも輸送があったりすると急に弱くなったりするので、結構重要なポイントなんです。でも今回のVTRを見たらそういうところに理由があったのかとか、移動中のストレスで弱くなるんだなど、本当に勉強になりました。もっと奥深く競馬を見られるようになると思います。
大悟:僕は、「パウンドケーキの運搬」です。お父さんが自転車でケーキを運ぶという、あれは今までの番組の運搬とはまたちょっと違うかも知れないんですけど、なぜ車ではなく今も自転車で移動販売を続けているのかなど、しんどい思いをしている理由がわかったりして。お父さん、かっこよかったですね。
ノブ:今まで芸人ロケの過酷さ、密着のしんどさみたいなところばかりイジっていましたけど、今回でヒューマンの部分、人の温かさとかがでてきました。まだまだこの番組、伸びると思います(笑)。
――運搬芸人のエース、たんぽぽ・川村さん、パンサー・尾形さんに加え、今回は、オダウエダさん、とにかく明るい安村さんなどの若手芸人も果敢に参戦していますね。
ノブ:川村ちゃんに関してはすべての運搬に同行していますから、本当にすごいと思いますし、CCDカメラをずっと回されていても怒らない。逆に毎回、運搬の皆さんにお守りを作ってくるという、この番組には欠かせない存在でありがたいです。
大悟:尾形はウソのないしんどそうな顔、嫌そうな顔をすることで、実際にどれだけ辛いのか視聴者の皆さんにもわかってもらえると思います。でも、尾形は1日のロケでしたが、店主はあれを毎日しているんです。そういう人がいかにすごいかということがわかりやすいですよね、尾形がくっついて行くと。
ノブ:でも、そろそろ若手芸人たちが騒ぎ出すとは思うんです、「『運搬千鳥』だけは気を付けろ!」と。だいたいそうなんですよ、どんな番組でも「あのロケ辛いぞ」という番組は、噂が芸人内で広まるんですよね。もしかしたら来年は海外に行けるようになっているかもしれないですよね、運搬ロケで。そうしたら誰かに2、3週間行ってもらうかもしれないです。