アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは4月7日、旅行に関する意識調査「2022 Global Travel Trends Report」を発表した。調査は2月3日〜11日、日本、カナダ、メキシコ、オーストラリア、インド、イギリス(各1,000名)、および米国(2,000名)の計8,000名を対象にオンラインで行われた。
2022年に予定している旅行の頻度と期間において、世界7カ国の平均では「短期での旅行を複数回」(28%)、「長期での旅行を2-3回」(24%)となっている一方、日本は「短期での旅行を複数回」(46%)、「長期での旅行を2-3回」(17%)と短期間の旅行を予定している人が多く、短期ゆえに一回ごとの宿泊を含めた旅行体験をより豊かで充実したものにしたい考えが伺える結果に。
また、日本における、一回あたりの旅行での支出意向額の平均は、高い順に「宿泊」(48万2,418円)、「旅行保険」(12万283円)、「移動」(5万448円)となり、特に「宿泊」は7カ国中1位に。次点の「米国」の2,334米ドル(1米ドル=120円換算で、約28万80円相当)を大きく上回った。
2022年に旅行で訪れたい世界の大陸/エリアを聞いたところ、日本は上位3位が「アジア」(41%)、「ヨーロッパ」(34%)、「オーストラリア/オセアニア」(20%)が上位に。1位のアジアの国の中でも、「日本」が最も多く40%と、日本は国内旅行を支持する傾向に。次いで「シンガポール」(23%)、「韓国」(20%)と続いた。
一方、世界7カ国の平均では、2022年に旅行で訪れてみたいアジアの国として、上位3位が「日本」(40%)、「シンガポール/タイ」(同率で23%)となっており、また、「2022年の旅行で、一生に一度は行ってみたいアジアの国にいけるとしたらどの国に行きたいか?」という問いに対しても世界7カ国の平均で上位3位が「日本」(25%)、「インド」(18%)、「シンガポール/タイ」(同率で10%)という結果に。海外旅行が本格的に再開した際、引き続き強いインバウンド需要が日本にあることを示す結果となった。