河合塾グループは4月6日、英国QS社による第12版となる科目別(研究分野別)QS世界大学ランキングを発表した。ランキングは51の科目(研究分野)と5つの学問領域について世界1,543大学1万5,200科目のパフォーマンスを測定したもの。
同ランキングでは、398のアジア地区の大学の科目が上位50位にランク入りをしており、この中の105は中国本土、76が香港、72が日本からとなっている。
アジア上位10校は、1位「東京大学」(41)、2位「ソウル大学校」(38)、3位「北京大学」(37)、4位「シンガポール国立大学」(30)、5位「清華大学」「香港大学」(各27)、7位「南洋理工大学」(25)、8位「香港中文大学」(21)、9位「京都大学」「香港科技大学」(各16)となった。
「東京大学」の41科目は、学部別の世界上位50大学にランク入りしており、アジアのどの大学よりも多い結果となった。
学科領域の世界上位50大学にランク入りした日本の大学の学部数については、2019年の79に比べて減少となった。
日本においては、15科目が科目別の世界上位20位以内にランク入り。昨年より3科目減少しているほか、1科目を除く全てが東京大学のものとなっている。
日本の大学の最上位の5つの科目は、「歯科学」(東京医科歯科大学)、「現代語学」(東京大学)、「物理学・天文学」(東京大学)、「化学工学」(東京大学)、「地球海洋科学」(東京大学)。
医科学においては、日本の大学の科目の中で31科目と最もランク入りしており、東京大学の医科学は42位となっている。日本の化学では24科目、生物科学では23科目がランク入りしている。