ファインディは3月30日、IT/Webエンジニアを対象とした、育児休業に対する意識調査の結果を発表した。調査期間は2022年3月15〜21日、有効回答は438人。

  • 左:出生時育児休業があることを知っていますか?右:今後機会があれば出生時育児休業を取得したい、またはパートナーに取得してほしいですか?

2022年4月より、従業員本人または配偶者の出産予定について申し出を受けた場合、企業は「その社員に育休の制度などについて説明する」、「出産後に育休の制度を利用するかどうか社員の意向を確認する」ことが義務付けられる。また同年10月からは、新たに「出生時育児休業」(男性版産休)や育児休業の分割取得制度が設けられる。

そこで、IT/Webエンジニアを対象に、10月から施行される出生時育児休業を知っているか尋ねたところ、90%が「知っている」と回答。今後、機会があれば出生時育児休業を取得したい・パートナーに取得してほしいと考えている人は88%に上った。

同じく10月から施行される育児休業の分割取得制度(子が1歳になるまでの育児休業を分割して2回取得することが可能となる)については、「今後機会があれば分割して育児休業を分割したい」が5割超を占めた。

年代別にみると、「20代×配属者あり(共働き)」が69%と最も多く、次いで「20代×独身」が65%、「30代×配属者あり(共働き)」が62%、「20代×配偶者あり(共働きでない)が60%と続いた。20代・30代の配属者あり(共働き)で割合が高く、同調査では「パートナー間で取得時期をずらして育児休業を分割し、交代するなどして柔軟な働き方や休み方を求める傾向が伺える」と分析している。