純喫茶やレトロ雑貨など、SNSを中心に昭和レトロブームが続いています。様々な"昭和レトロ"を感じる商品がありますが、プリントグラスのシリーズ「アデリアレトロ」は実際に昭和の家庭で使われていたグラスウェアをもとに、現代でも使いやすいよう作られた製品だそう。
お花や動物をモチーフにしたデザインは、思わず集めたくなるものばかり。「アデリアレトロ」シリーズのこだわりやデザインのポイントを紹介します。
昭和のプリントグラスが復活!
「アデリアレトロ」の元になった「アデリア(ADERIA)」は、昭和36年(1961年)に石塚硝子が始めた食器ブランドです。石塚硝子は1819年に創業、200年以上の歴史がある老舗のガラスメーカーで「アデリア」をきっかけに食器事業へ本格的に参入しました。その後コップや梅酒を漬ける果実瓶などとして、長く愛されるロングセラーに。かわいらしいプリントグラスは代表的な商品のひとつだったそう。
しかしプリントグラスは昭和のうちに生産が終了。その後もレトロ好きな方から支持されていましたが、SNSで若い世代の方々にも人気が高まり、「アデリアレトロ」として復刻したと言います。
でも、ただ復刻しただけではありません。「アデリア」の良さや昭和っぽさはありつつ、現代でも使いやすいよう工夫しているそう。
「アデリアレトロ」の代表的なデザイン「アリス」は、オレンジと黄色のポップな花が印象的。パキッとした色使いや、リボンのようなちょっとダサかわいいロゴもたまりません。
ユーズドっぽさもあるパッケージは、開封するところから昭和レトロの世界観が感じられてワクワク。しっかりした作りなので、プレゼントづかいもできそうです。
こちらは白いお花をあしらった清楚な「野ばな」シリーズ。昭和の当時、「アリス」と並んで人気の高い商品だったそう。おばあちゃんちやおじいちゃんちで見たことがあるようなないような……こちらも懐かしさを感じるデザインです。
「アデリアレトロ」は様々なサイズ展開があるので、好みのデザインで揃えても良いし、同じ形状のグラスを揃えるのも楽しそう。なお復刻にあたっては「現代の生活でも使いやすいこと」を大切に考えて作られているとのこと。老舗ガラスメーカーである石塚硝子の工場で作られているメイドインジャパン製品なので、かわいいだけでなく安心して使える品質です。
そして昭和レトロっぽさはさらに細部までこだわって作られています。
例えば「アデリアレトロ」のシール。ヴィンテージの価値を決める際、シールは重要な要素だといいます。当時のプリントグラスに張られていたもの参考に、黒と金色のシールがぺたり。
そして昭和感満載の「しおり」もたまりません。これは昔アデリアの広報誌で使われていた画像をもとに作られたそう。お姉さん、力持ちすぎません?
またどのグラスにも「隠れロゴ」がこっそり。飲み物を飲みながら探してみてくださいね。
デザインも形も色々! おうち純喫茶も楽しめそう
「アデリアレトロ」のシリーズは、デザインも形状も様々。「台付きグラス」はちょっと丸みのあるデザインがかわいい!
お気に入りのフレーバーの炭酸水を注いでアイスをのせれば、ソーダフロートのできあがり! おうちで純喫茶っぽい雰囲気も楽しめます。
いつも飲む麦茶やカルピスも、「アデリアレトロ」に入れてみると一気に懐かしい雰囲気に。「脚付きグラス」シリーズはバリエーションも多いので、コレクションしたくなりそう。
花柄だけでも、お行儀よく並んだストライプの花柄が愛らしい「ラプソディー」、定番の「野ばな」、白と水色の組み合わせが爽やかな「花の輪」、素朴なチューリップ柄の「コレック」、黄色い大きなバラが華やかな「マスカレード」の5種類が揃います。
スタイリッシュな幾何学模様の「フェンス」や、青い風船に添えられた赤いお花がたまらなくキュートな「風船」シリーズも。
コップやグラスだけでなく、キャンディーや砂糖菓子を入れる「ボンボン入れ」は、クリップやコットンを入れたりアイデア次第で色々活用できます。レトロな柄とコロっと丸みのあるかたちは、家に置いても職場のデスクに置いても、見ているだけで楽しい気分になれそうです。
花柄のデザインが多い「アデリアレトロ」ではちょっと珍しい動物モチーフの「ズーメイト」は、眠そうなヒョウとちょっととぼけた顔のトラがとてもチャーミング!
昭和レトロ感たっぷりの「アデリアレトロ」は、眺めて楽しむだけでなく、老舗ガラスメーカー製なので実用性も抜群。デザインも形も幅広く展開しているので、お気に入りのグラスを探してみては?