保険マンモスは3月28日、「実家暮らし」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月14日~15日、現在、実家暮らしをしている男女500名(女性309名/男性191名)を対象にインターネットで行われた。

  • 実家にいくらお金を入れているか(年代別)

    実家にいくらお金を入れているか(年代別)

実家にいくらお金を入れているかを聞いたところ、最高額は28万円、最低額は1,000円、「お金を入れていない」と答えた人は26%と、平均は4万257円という結果に。年代別に平均額をみると、年齢が上がるほど高くなる傾向にあり、20代は3万3,623円、40代は4万6,970円、60歳以上では17万5,000円だった。

実家暮らしをしている理由については、「お金に余裕がない」(215人)、「貯金をしたい」(149人)、「職場が実家から近いから」(131人)が上位に。今後家を出る予定があるかと聞いたところ、65%が「ある」と回答した。

総務省の統計によると、「親と同居している35〜44歳」の人の数は、1980年には39万人だったが、1990年には112万人、2016年には288万人と、300万人に迫る勢いに。一方、長引く不況のせいで平均給与は下がり続けており、国税庁の調査によると、1994年には465.3万円だった平均給与はリーマンショックの翌年2009年には421.1万円まで下がり、その後ほんの少し持ち直したものの、2018年でもまだ433.3万円と、30年前の水準にも満たない状況に。

同じく総務省の統計「家計調査2020年」によると、一人暮らしにかかる1ヶ月のお金は平均でおよそ15万円。そのうち、主に食費・水道光熱費・住居費で7万強。家賃のプラス分を考えると、「12万円〜14万円くらいは家に入れても良いのでは」と同社はコメントしている。