ホンダはこのほど、「第38回 大阪モーターサイクルショー2022」の会場にて、新型ロードスポーツモデル「HAWK 11」(ホーク イレブン)を市販予定車として世界初公開した。
「HAWK 11」は経験豊かなベテランライダーを中心としたユーザーに、新たな価値観と充実したバイクライフを提案する日本市場向けの大型モーターサイクル。
パワーユニットには、6速マニュアルトランスミッションの水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒1,082cm3エンジンを採用。低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性に加え、スポーツモデルらしいダイレクトなスロットルレスポンスに寄与するスロットルバイワイヤシステムや、走行状況や好みに合わせてあらかじめ設定された出力特性を選択できるライディングモードなど、先進の電子制御技術を搭載している。
車体は、セミダブルクレードルフレームに前後17インチホイールを組み合わせ、軽快なハンドリングに寄与するキャスター角を設定。サイレンサーの位置を上方に配置してバンク角を確保しながら、セパレートハンドルによる前傾姿勢のライディングポジションとすることで、ワインディング走行を楽しめるディメンションとしている。
スタイリングは走りの楽しみを忘れない大人のバイクであることの象徴として、一体成型FRP製のロケットカウルを装備。ワインディングの景色が一層美しく映り込む大きく緩やかな曲面は、走行時のみならず「走り終えた充足感」までも重視した仕上がりを目指したという。
ライダーの収まりのいいシルエットは、ボディー前後方向にわたる水平方向のラインと、タンクとシートを分ける垂直方向のラインとの交差を基調としたパーツ構成で成り立たせている。
同社では、エンジンの鼓動と排気音を存分に感じながら軽快な走りを楽しむ、スペックのみにとらわれないスポーツバイクの楽しさや味わい深さを「HAWK 11」で提供する、としている。
「HAWK 11」は3月25日から27日まで東京ビッグサイトで開催される「第49回 東京モーターサイクルショー」および4月8日から10日までAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される「第1回 名古屋モーターサイクルショー」にも出展。同モデルに関する情報は「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイトでも公開している。