インターネットやスマホの普及とともに利用者が急増している「電子書籍」。重たい本を持ち歩く必要も、家に本棚を作る必要もなく、読みたいときに読むことができるって、便利ですよね。

それでも、あのインクや紙のにおい、ズラリと並ぶ背表紙、気になる1冊との出会い……、やっぱり紙の本が好き!という人も多いはず。

そんな本好きさんへ。

Twitterでステキな本屋さんが話題となっています。

おじいさんが若い頃からコツコツ集めて定年後に開いた古本屋さん
.
・安い中古本とかではなくて、古くて残すべき価値のある本がずらりと並んでる
・おすすめを聞くととっても丁寧に教えてくれる
・あと4年後にお店を閉める
.
という点でとてもおすすめです。
古本とは思えないくらい綺麗な本たち。
(@kanten0kcalより引用)

  • (@kanten0kcalより引用)

息をのむほどの美しさ。こちらは、愛知県にある古本屋「千代の介書店」さんです。

この光景に、多くの本好きさんが反応。「いい雰囲気ですねぇ」「どれだけ本を大切にしている方かがわかる」「気が遠くなるくらい素敵な眺め。ドキドキ」「ロマンある本屋さんですねぇ」とうっとり。また、「これは凄い!!」「美しい奥行き!」「ほわぁぁぁあ、本で出来た無限城やぁぁぁあ!!!」「うわぁぁぁぁマニア涎ものの宝の山…‼️」「これはもう絶対に行きます‼️写真見るだけで心踊ってます」と興奮気味の人も。

無数の古書たちに囲まれたこの空間で、「その場所で深呼吸したい気分」「丸1日、ここの場所に籠もりたい」「1日時間作って入り浸りたい…‼️」「この通路にふとん敷いて生活したい」「ここに住みたい」という声も多数寄せられていました。本好きさんにとっては、夢の空間のようですね。

しかし、そんな古本屋さんが閉店してしまうとあって、嘆く人が続出。「ワクワクするような場所があと4年とは……」「もう本の美術館にして…全部、残せば良いのでは?」「閉められる、、、とは勿体ない」と惜しむ声や、閉店してしまう前に、「今度行ってみます!」「近いうち絶対行く!!」「閉店前に行かねば…!!」という声も。

おじいさんがこつこつと集めた無数の本たち。そして、おじいさんの人生が詰まったこの空間に、3月14日時点で4.6万件のリツイート、20.2万件のいいねが集まっています。

大きな反響を呼んでいることについて、ツイ主の守屋華那歩(@kanten0kcal)さんに感想をうかがったところ、「まさかこんなに反響があるとは思わなくて、驚いています。私が素敵だと思って投稿した古本屋さんを、皆さんも共感してくださったのがとても嬉しいです。その度におじいさんの顔が浮かびます」と話していました。

一度訪れたら忘れられない景色と店主。ほかにも多くの人からエピソードが寄せられていました。最後に、その一部をご紹介します。


「本当に素敵な本屋さんです。もう20年以上前、学生だったわたしに沢山の歴史小説を与えてくれた夢のような場所です。店長さんからは本への愛情や、本について語らう事の楽しさを教えてもらいました」

「大学の頃通りすがりに見つけ、たまに通っていました。『本当はここにある本一冊だって売りたくないんだよ』とおっしゃってたのが印象深いです。お話長いですがすごくよい古書店ですよね」

「数年前の大学時代、ここの店主に本の面白さを教えてもらい、ずっと通いつめていました。バイト代のほとんどをつぎ込み、何百冊とここの古書を読み漁り、店主とたくさんのお話をしたこと今でも忘れられないです。会いに行かねば」