JR東日本の公式サイト内「列車カタログ」の内容が一部変更され、115系のページが削除された。E127系については運行区間が変更となり、これまで記載されていた新潟地区の「越後線、弥彦線」が削除されている。

  • 新潟地区で活躍した115系(2018年4月、新潟駅での取材時に撮影)

115系は国鉄時代の1963(昭和38)年、113系に山岳路線対応のブレーキを搭載した近郊形電車として登場。JR発足後も長きにわたって活躍してきたが、近年は新型車両等による置換えが進み、JR東日本では新潟地区の信越本線や越後線などで活躍するのみとなっていた。

今年3月のダイヤ改正に合わせ、3月11日をもって115系の定期運行を終了したと地元紙が報道しており、JR東日本の車両を紹介する「列車カタログ」からも、ダイヤ改正前まで掲載されていた115系のページが削除されている(3月12日現在、キャッシュページは閲覧可能)。

  • 越後線の普通列車に使用されるE127系(2017年12月、新潟駅での取材時に撮影)

E127系は1995(平成7)年に登場した通勤タイプの電車。209系と同様の車体構造としつつ、片側3ドアで2両編成から運転可能とされている。新潟・長野地区で活躍する車両だが、新潟地区のE127系は0番代、長野地区のE127系は100番代とされ、外観も異なる。

新潟地区のE127系に関して、2015年のえちごトキめき鉄道開業に合わせ、大半の車両が同社へ譲渡されたが、一部車両は引き続き越後線や弥彦線で運行されていた。JR東日本の「列車カタログ」では、ダイヤ改正前まで運行区間を「越後線、弥彦線、中央本線、篠ノ井線、大糸線」と紹介していたが、現在は長野地区の「中央本線、篠ノ井線、大糸線」のみ記載している。