リクルートが発行する旅行情報誌『じゃらん』は2月16日、2月22日の猫の日を前に「一度は行ってほしい猫スポット5選」を発表した。
熊本県南阿蘇村にある「免の石」は、岩壁の割れ目が猫のシルエットに見えるパワースポット。宙に浮いたように崖の間に挟まり、"落ちない石"といわれていた「免の石」だったが、2016年の熊本地震の際に落下してしまった。すると、まるで首にかけていた鈴が取れたような猫の形が出現したという。ガイド付きのトレッキングツアー(3日前まで要予約)も人気とのこと。
おすすめミュージアムは2つ。「ねこの博物館」(静岡県伊東市)は、世界の珍しい猫など約20種類、40匹と触れ合うことができる世界で唯一といわれる「ねこの博物館」。絶滅したネコ科の動物や野生の猫に関する情報や標本、猫をモチーフにした人形や絵画なども展示している。
愛知県瀬戸市の「招き猫ミュージアム」は、たくさんの招き猫コレクションを展示するミュージアム。館の前では、巨大な涅槃猫(ねはんねこ)が出迎えてくれる。レトロモダンな館内には、素材やデザインもさまざまな数千点のコレクションが展示。建物中の思わぬところに施されている猫のデザインも必見とのこと。
猫と遭遇できるスポットも2か所紹介している。福井県越前市の「御誕生寺(ごたんじょうじ)」は、長年、行き場のない猫たちの保護活動をしていることから"猫寺"として親しまれている。猫柄の御朱印帳や、2019年末に本堂前に設置された全長7mの石仏に彫られた2匹の猫も見どころのひとつ。
広島県尾道市の「猫の細道」は、艮(うしとら)神社の東側から天寧寺三重塔にかけて約200m続く石段の細い路地のこと。尾道在住の招福絵師、園山 春ニさんが描いた大小様々な「福石猫」を、探しながら散策するのもおすすめとのこと。付近には、空き家を再生してつくられた「招き猫美術館」がある。