回転すしチェーン「スシロー」では、2月9日から「東北三陸うまいもん市」をスタートした。スシローでは初となる東北三陸をメインにした今回のフェア。東北名物や東北産のネタが大集合しているようだ。さっそくスシローに行ってきた。
東北産のうまいもんがスシローに大集合
東北三陸といえば豊かな海に恵まれ、世界三大漁港とも呼ばれる地域。東北で獲れたネタをまずはチェックしていこう!
三陸産のほたてに食べやすく切ったあわび、松前漬けと海鮮が盛りだくさんの「あわびの海鮮づくし盛り(うに・いくら)」(330円)。うにがトッピングされた1貫、いくらがトッピングされた1貫と1皿で2つの味が楽しめるのも魅力的。醤油はかけずにそのままで頬張ると、程よい塩味と海鮮の旨みで極上の味わい!
かなりビッグサイズの「特大ジャンボほたて貝柱」(330円)は宮城県女川産。しゃりよりも分厚そうなほたて貝柱は、1つで2貫分はありそうだ。鮮度が高いほたては、貝らしい甘みたっぷり。ちなみに肉厚すぎて、2口に分けて食べるほどの大きさだった。
食べ方に困ったのは「釜揚げたたみしらす」(110円)。こちらは三陸沖で獲れたしらすを、薄くしいたしゃりの上にこんもりと盛り付けた一皿。掴んだら確実にこぼれるほどにしらすがのっていて、ふっくらとしたしらすの食感を思う存分味わえる。
ボロボロとこぼしてしまったしらすだが、他のおすしやラーメンのトッピングに使ってみるのも良さそうだ。こぼさずに食べるのは難しい!
「本格フカヒレのにぎり」(330円)は、宮城県気仙沼産のフカヒレを使用しているそう。見るからに高級感に溢れているが、味ももちろん上質で柔らかな食感に繊細な甘さのある味付けで、満足感のあるネタだった。
その他、通常メニューでもよく見かける皿も東北産のネタで提供されいた。「さんま蒲焼き」(110円)は、甘いタレが身にたっぷりと染み込んでいて、奥深い味わい。「極上〆さば」(165円)は身がきゅっと締まって旨みがより濃縮されていた。とにかくいろんなネタが東北産なので、メニュー表でチェックしてみてほしい。
東北名物もたくさん!
そしてここからは、東北名物ネタを紹介。まずは筆者が初めて知った東北名物から。
ドデカすぎてしゃりが全く見えないが、こちらは「フカカツにぎり」(110円)。超ビッグサイズのカツは、なんと"サメ"!! 宮城県の気仙沼の名物らしく、カツにして食べる文化があるようだ。初めましてのフカカツは、臭みもなく白身魚に近い食感。食べ応えもあり、揚げたてをサクサクといただいた。フカヒレとはまた違う雰囲気で、サメのすしにもこんな種類があるのかとひとつ賢くなった。
宮城の郷土料理の創作すし「はらこ飯風海苔包み」(165円)は、鮭ハラスといくらを合わせた"はらこ飯"を海苔で包んで食べるスタイルにアレンジしたもの。焼きハラスは香ばしく、いくらやとびこのプチプチ弾ける食感も合わさって、駅弁などで食べるはらこ飯やコンビニで買えるはらこ飯おにぎりとは一味違う。海苔の風味もあり、今回の個人的当たりメニューだった。
「塩筋子にぎり」(165円)はその名の通り筋子を塩〆にしたもの。筋子といえば醤油漬けしか食べたことがなかったが、どうやら東北では塩〆がメジャーな食べ方らしい。若干の塩辛さもあるが、その塩味で筋子の旨みが引き出されており、いつもと違う味わいを楽しめる一皿。
サイドメニューは東北産の海藻をたっぷりと
サイドメニューでは、汁物がフェアメニューに。いつもの鯛だしラーメンには三陸産のわかめをたっぷりとトッピング。
あさりの味噌汁には、こちらも三陸産のめかぶをこんもりとトッピング。食感がよく、とろとろのめかぶ味噌汁は、あさりの旨みも合わさって磯の風味を感じる仕上がりに。
期間限定で「うに」も登場
ついでに同日から「うに」が販売されていたのでこちらも実食してきた。スシローはうにが通常メニューになく、販売はいつも期間限定。今は貴重なタイミングなのである。
「漬けうに包み」(110円)は、ぷるんと濃厚なうにをダイレクトに味わえる包みで。「濃厚うにまぜそば」(418円)は、うにがこれでもかと入ったうにソースは超濃厚でうに好きにはたまらない一杯だ。
持ち帰りは東北「丼」も
テイクアウト商品では、今回のフェアに合わせて「三陸うまいもん丼」(860円)も登場。塩筋子やほたて貝柱、しらすとフェアのネタがたっぷりと入っている。自宅でも楽しみたい方は、こちらを要チェック。
東北三陸うまいもん市は、スシロー初のフェアとあって品数も多く気合いが入っている様子。ものによっては完売次第終了となるようなので、この三連休はスシローに東北のうまいもんを探しに行ってみよう!