エン・ジャパンは2月4日、「職場の人間関係」に関する調査結果を発表した。調査は2021年12月23日~2022年1月26日、同社運営サイト「エン転職」を利用するユーザー1万,814名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「転職先での人間関係に不安を感じる」という人は87%。特に、「直属の上司」(81%)との人間関係に不安を抱いている人が多く、次いで「先輩」(71%)、「同僚」(67%)と続いた。
そこで、「転職するにあたって、事前に転職先の人間関係を確認しますか?」と伺ったところ、45%が「確認する」と回答。確認方法については、「クチコミから読みとる」(64%)、「面接時の職場見学」(53%)、「求人情報から読みとる」(42%)が上位にあがった。
続いて、「コロナ禍で、転職先の人間関係を構築する上で難しさを感じることは何ですか?」と伺ったところ、「仕事外で交流する機会がない(飲み会・ランチなど)」(38%)、「会社の雰囲気をつかみにくい」(35%)が上位にあがり、コロナ禍での外出・外食の自粛が、職場での人間関係構築にも影響を及ぼしていることがうかがえる結果に。一方、「特にない」と回答した人は24%と、コロナ禍の影響を感じていない方も一定数いることが分かった。
コロナ禍において、職場の人間関係を構築するために必要なことを聞いたところ、「分からないことは積極的に聞く」(61%)、「丁寧な言葉遣いや対応」(51%)、「積極的に周囲とのコミュニケーションを取る」(48%)が上位に。「雑談をしにくい環境なので、業務内容について話しかける機会を増やす」などのコメントが寄せられ、コロナ禍で減少したコミュニケーションの機会を、業務の中で確保しようとしている様子がうかがえた。