福岡市交通局は4日、地下鉄七隈線の延伸(天神南~博多間)にともない増備する新車両3000A系の運行開始日が2月9日に決定したと発表した。同日の橋本駅16時12分発の列車から運行開始し、既設営業区間の橋本駅から天神南駅まで運行するとのこと。
地下鉄七隈線の延伸区間(天神南~博多間)については、2023年3月の開業に向け、安全対策に万全を期しながら工事を進めている。
新車両3000A系は、手すりや座席に抗菌・抗ウイルス素材を使用し、吊り手・吊り革・手すり・扉・座席などに抗菌・抗ウイルス剤のコーティングを実施するなど、感染症対策を強化。スムーズな乗降と車両内での流動性向上を図るため、出入口付近のスペース拡大(両先頭車のみ)も行われている。
ユニバーサルデザインも取り入れ、立ち座りしやすいシートを導入(両先頭車を除く)し、優先スペースを増設して2段手すりも設置。吊り手を増設して形状も変更し、ドア開閉動作ランプや液晶式車内案内表示器を設置している。福岡市地下鉄では初という車内防犯カメラも設置し、さらなるセキュリティ向上も図った。