ベルタは1月27日、「産後うつの乗り越え方」に関する調査結果を発表した。調査は1月12日~19日、出産後の女性314名を対象にインターネットで行われた。
産後に大変だったと感じたことを聞いたところ、「出産・育児の身体的疲労」(73.2%)や「睡眠不足」(71%)が上位に。必死の出産を終えた後に慣れない育児をしたり、夜泣きの対応で睡眠不足が続くという中で、産後うつの兆候が出てくるよう。次いで、「家事・育児・仕事の両立」(60.2%)、「赤ちゃんの健康管理」(58.3%)と続いた。
続いて、心身問わず「実際に産後の不調を感じたことはありましたか?」と質問したところ、75.8%が「(とても)あった」と回答。不調になり始めた時期は、「出産直後」(50.5%)が最も多く、次いで「産後1ヶ月」(23%)、「出産前」(12.4%)と続いた。
症状としては、「気分の落ち込み」(56.9%)、「イライラ」(51.6%)、「涙が出る」(50.2%)、「不眠・過眠」(49.5%)が上位に。また、「膝と腰と肩の関節の痛み」「骨盤の歪み」などの身体面のつらさを感じる人もいれば、「孤独を感じる」「感情が動かなくなった」など心の悩みを抱える人も見受けられた。
多くの母親が産後の不調を感じていることがわかったが、そのことを誰かに相談できていたかと聞くと、20.1%と約5人に1人が「相談できていなかった」と回答。
産後うつのときに家族や周りの人にして欲しかったことを聞いたところ、「寝かせてほしい」(59%)が最多に。以下、「一人でゆっくりさせて欲しい」(49.1%)、「体調を気遣って欲しい」(47%)と続き、とにかく「休ませてあげること」が重要だということがわかった。