日本テレビ系ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(10月6日~12月15日放送)、TBS系ドラマ『最愛』(10月15日~12月17日放送)が、ギャラクシー賞テレビ部門の12月度月間賞を受賞した。

  • 『恋です!』主演の杉咲花(左)と『最愛』主演の吉高由里子

同賞では『恋です!』について、「感動路線一択と思われた視覚障害の題材を、とびきりのラブコメディで見せた快作。一歩間違えば不謹慎と背中合わせの挑戦。いい原作のもと、脚本、演出、俳優が志をひとつにし、恋をした若者の馬力と輝きを画面いっぱいに届けてくれた。弱視のヒロインの“見えない”世界を可視化した演出も物語をアシストした」と評価。

『最愛』については、「毎回、緊密な構成と吉高由里子、松下洸平、井浦新のそれぞれに繊細な演技に引き込まれ、息を止めて見てしまうほどだった。奥寺佐渡子、清水友佳子の脚本のうまさに加えて、過去と現在という時間を行き来するドラマを得意とする塚原あゆ子の安定の演出は、情感豊かで、とんでもなく完成度の高いドラマを作り上げた」と講評した。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。12月度はほかにも、『理想本箱 君だけのブックガイド「もう死にたいと思った時に読む本」「同性を好きになった時に読む本」』(NHK、12月9日・16日放送)、『BS1スペシャル「歩兵第11連隊の太平洋戦争」』(NHK、12月19日放送)が受賞した。