カンテレ・フジテレビ系ドラマ『アバランチ』(毎週月曜22:00~)に出演する木村佳乃、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次がこのほど、クランクアップを迎えた。最終話は、あす20日に放送される。

  • (上段左から)木村佳乃、福士蒼汰 (下段左から)千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次=カンテレ提供

アバランチのリーダー・山守美智代役の木村は、すべての撮影を終えると開口一番「万歳!」と喜びの声をあげると共に、スタッフを始めとした周囲へねぎらいの言葉をかけた。今回演じた山守は、宿敵・大山(渡部篤郎)に敢然と立ち向かうアバランチの頼れるリーダーという役どころだったことについて、「役が役なんでキリっとした顔をしていなきゃいけないので、本当はベラベラしゃべっていたいのに比較的静かにしていたんです」と本音を明かした上で、「そこは(千葉)雄大君が付き合ってくれました(笑)」と、この現場にも居合わせた千葉に笑顔で感謝を伝えた。さらには、「今度は“どコメディー”でお願いします(笑)」と、シリアスな役どころを演じ切ったからこその要望を訴えた。

山守の部下・西城英輔役の福士は、物語が進むと共に“ヘタレ”な役どころから成長を遂げていく西城という役と向き合った期間について、「西城という役に迷っている時も、藤井監督や綾野さんが僕を引っ張ってくれて、『芝居って楽しいな』と思えたり、『こうしていけば良い道が開けるのかな』ということがわかったような気がして、すごく良い1クールになったと思います」と振り返った。

牧原大志役の千葉は「悩んでいる時も綾野(剛)さん始め、一緒になって考えてくださる方がたくさんいて、すごく助けられました」と、福士と同様に座長・綾野の現場でのサポートに感謝した。

激しいアクションシーンが話題を呼んだ明石リナ役の高橋は「このアバランチと出会って、すごく勇気を持つことができました。“勇気があれば行動できる”これは今後の人生でも大事な気づきだと思います。本当に感謝しています」と、感謝の言葉を述べた。

そして、第8話で一般人を守るために犠牲となった打本鉄治役の田中は、一足先にクランクアップを迎えたことについて、「とても悔しいです!」と本音をポロリ。最終回については、「打本がいなくなってしまったので、私は何も助けてあげることができませんが、草葉の陰から応援させていただきます」と述べた上で、「俺たちの雪崩、起こるって信じてるからな!」と打本最後の言葉を叫んで、挨拶を締めくくった。

コメント全文は、以下の通り。

■木村佳乃
万歳!スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。役が役なんでキリっとした顔をしていなきゃいけないので、本当はベラベラしゃべっていたいのに比較的静かにしていたんですけど、そこは(千葉)雄大君が付き合ってくれました(笑)。26年くらい私もこのお仕事をさせていただいていますけど、本当に心に残る作品になりました。ありがとうございました!今度は“どコメディー”でお願いします(笑)。

■福士蒼汰
西城という役に迷っている時も、藤井監督や綾野さんが僕を引っ張ってくれて、「芝居って楽しいな」と思えたり、「こうしていけば良い道が開けるのかな」ということがわかったような気がして、すごく良い1クールになったと思います。西城と同じように、壁が自分にも見つかって、西城と一緒にそれを乗り越え、壊していく期間を過ごせました。それを皆さんに温かく見守っていただいて、本当にありがたいなと思っています。皆さんにお疲れ様ですと言いたいです。ありがとうございました。

■千葉雄大
皆さん本当にお疲れ様でした。悩んでいる時も綾野さん始め、一緒になって考えてくださる方がたくさんいて、すごく助けられました。色々と試せる贅沢な時間だったなって思いますし、モノを作るって大変だけど楽しいなって改めて思いました。またご一緒できるように頑張ります。ありがとうございました。

■高橋メアリージュン
大変なスケジュールの中、皆さんのお陰で心身共に健康に過ごすことができました。このアバランチと出会って、すごく勇気を持つことができました。“勇気があれば行動できる”これは今後の人生でも大事な気づきだと思います。本当に感謝しています。ありがとうございました!

■田中要次
途中で死んでしまったのはとても悔しいです!アバランチは、すごいしびれる作品でした。体力、精神力、そして我々は、演技の持久力をとても試されました。とにかくここまで必死でやってこられてよかったです。打本がいなくなってしまったので、私は何も助けてあげることができませんが、草葉の陰から応援させていただきます。俺たちの雪崩、起こるって信じてるからな!ありがとうございました!