産業能率大学総合研究所は12月15日、「社長が選ぶ 今年の社長 2021」を発表した。従業員数が6人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に2021年の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果をまとめた。今回で第14回目。調査期間は2021年12月3~6日、有効回答は558人。
豊田章男氏が2年連続1位
1位に選ばれたのはトヨタ自動車の豊田章男氏(184票)。豊田氏は2年連続の1位、通算では3回目となる。年代別でもすべてトップの得票で、水素エンジンなど時代の先を見据えた取り組みが高評価を得るとともに、社会との共存を志向する経営理念に賛同する声が集まったという。
以下、2位孫正義氏(65票、ソフトバンクグループ)、3位大山晃弘氏(36票、アイリスオーヤマ)、4位小濱英之氏(24票、ワークマン)、5位永守重信氏(15票、日本電産)・柳井正氏(15票、ファーストリテイリング)、7位イーロン・マスク氏(13票、テスラ)、8位古川俊太郎氏(12票、任天堂)、9位星野佳路氏(10票、星野リゾート)、10位高田旭人氏(9票、ジャパネットホールディングス)と続いた。
今回、初のトップ10入りを果たしたのは、7位のイーロン・マスク氏と10位の高田旭人氏。選出理由としては、マスク氏は「革新的な事業推進とゲームチェンジャーとしての経営手腕」など、高田氏は「カリスマ経営者の跡を継いでの合理的な経営施策や地域創生への取り組み」などが挙げられた。