女優の杉咲花が主演する日本テレビ系ドラマ『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~』(毎週水曜22:00~)がこのほど、オールアップを迎えた。最終回は、15日に放送される。

  • (左から)岸谷五朗、杉咲花、奈緒=日本テレビ提供

主人公・ユキコを演じた杉咲と、父・誠二役の岸谷五朗、姉・イズミ役の奈緒は同時にクランクアップ。最後は赤座家でタブレットに入れた写真を家族で見るシーンで、スタッフからの「オールアップです!」の声と拍手とともにスタジオに主題歌「こたえあわせ」が流れる中、3人に花束が贈られた。

奈緒は感動の涙を流しながら「『恋です!』にすごく支えられていた3カ月でした」とコメント。岸谷も目を潤ませながら「作品を見てくださった方が、心がほっこりしてつらいことを忘れて幸せになれる、まさに今の時期に必要だった作品だと思います」と思いを語った。

そして、主演の杉咲は「本当にありがとうございました」と声を振り絞るも、思いがあふれ泣。それでも奈緒に背をさすられ、岸谷が「ゆっくり落ち着いてからでいいからね」と優しく声をかけると笑顔を見せ、「撮影中、自分の想像以上に心が動くことのできた瞬間が何度もあって、そして、ドラマを楽しみにしてくださる方々が本当にたくさんいて。こんなにも奇跡のようなことが起きたのは、間違いなく、どんな日も現場を明るい場所にしてくださったスタッフの皆さんのおかげだと思っています」と感謝の思いを述べた。

一方、獅子王を演じた鈴木伸之は、この日の朝、イズミとともにジョギングをするシーンでクランクアップ。鈴木は「この作品は一視聴者としても大好きになりましたし、獅子王という役も、皆さんに愛していただけるキャラクターになったんじゃないかと思っています」と充実の表情で語った。

そして、森生を演じた杉野のクランクアップはその前日行われた。最終シーンは体調を崩した獅子王のマンションを訪ねる場面。最終シーンを撮り終え、「杉野遥亮さんオールアップです!」の声がかかると一同から歓声と大きな拍手が。思わず涙を流す杉野に、監督から花束が贈られた。

杉野は撮影を振り返り、「本当にめちゃくちゃ好きな現場でした。初めてこんなに大きな役をいただけて、挑戦したいと、勝手に皆さんの胸を借りさせていただきました」と思いを語った。