Hameeが展開するIoTブランド「Hamic」ではこのほど、小学生の子どもにスマホを持たせる保護者を対象に「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」を実施した。調査は11月5日〜11日に行われ、550人の有効回答を得た。
まず、スマホを持たせた時の子どもの年齢について聞いたところ、「小学1年生(6歳〜7歳)」(21.2%)が最多となった。次いで、「小学2年生(7歳〜8歳)」(11.9%)「小学3年生(8歳〜9歳)」(16.3%)が続き、約半数(49.4%)が小学1年生〜3年生のうちにスマホを持たせていることが明らかになった。
持たせるようになった理由については、「子どもが欲しがったから」(36.9%)が最も多く、それ以外では「周りの子どもが持つようになったから」(36.2%)、「塾や習い事に通い始めたから」(35.3%)、「事件・事故・災害など緊急時の連絡用」(30.2%)といった理由も多く見られた。
子どものスマホ利用での心配事について尋ねると、最も多かったのは「スマホの長時間利用やスマホ依存」(61.8%)となった。次いで「視力低下」(55.5%)「学力・成績の低下」(42.5%)が続いた。スマホ利用での対策や制限については、「家庭内でルールを作っている」(61.8%)、「フィルタリングサービスやスマホ制限アプリを利用」(59.6%)の回答が多く見られた。
また、子どものスマホを取り上げた経験のある保護者は、60.7%。理由については、「約束の就寝時間を超えてスマホを利用していた」(52.0%)が最も多く、次いで「長時間利用」(47.4%)、「勉強しながらスマホを利用していた」(46.5%)といった回答も続いた。
スマホを取り上げた後についても聞いたところ、最も多かったのは「子どもが取り上げられたことに納得せず、関係が険悪になった」(44.6%)であった。以下、「子どもがもう一度利用したいというので、ルールを決めた上で利用することを許可した」(43.7%)、「子どもが取り上げられたことに納得して利用しなくなった」(42.2%)が続いた。
同調査では、小学校在学中の子どもがいる7,780人を対象に事前調査も実施。48.1%が子どもにスマホや携帯電話を持たせていないと回答したが、約4割が「大人用スマホ」(22.5%)や「子ども用スマホ」(11.2%)、「契約切れスマホ」(10.3%)といったスマホ本体を小学生の子どもに持たせている事も分かった。