マイナビは10月18日、「2021年9月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。調査期間は2021年9月1~30日。「マイナビ転職」に掲載された全国47都道府県の求人情報から、雇用形態が正社員以外、「国民生活基礎調査 所得の分布状況」(厚生労働省)を元に所得金額上側1%を外れ値として除外したデータを集計し、初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として算出した。

9月の全国平均初年度年収は451.3万円

  • 募集条件別平均初年度年収推移

9月の全国平均初年度年収は451.3万円。前月(454.3万円)比で0.7%(3.0%)減、前年同月(451.7万円)比で0.1%(0.4万円)減少した。

経験者求人の割合は35.9%。前月比で1.0ポイント減、前年同月比で1.9ポイント減となった。

業種別にみると、「コンサルティング」が531.5万円でトップ。以下、「IT・通信・インターネット」が488.9万円、「環境・エネルギー」が488.7万円と続いた。

掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった業種は、「IT・通信・インターネット」で56.2%。次いで「金融・保険」が44.9%、「メーカー」が41.0%となった。

職種別の平均初年度年収をみると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が540.5万円で首位。2位は「ITエンジニア」で524.5万円、2位は「企画・経営」で513.7万円となった。

掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった職種は、「WEB・インターネット・ゲーム」で72.4%。以下、「ITエンジニア」が68.1%、「企画・経営」が56.6%と続いた。