マイナビは10月7日、「マイナビ2022年卒大学生活動実態調査(9月)」の結果を発表した。調査は9月25日~30日、2022年卒業予定の全国の大学生および大学院生2,603名(文系男子490名、理系男子499名、文系女子1,099名、理系女子515名)を対象にWEBで行われた。
2022年卒業予定の大学生・大学院生の9月末時点での内々定率は86.6%。8月末時点と比べると内々定率は5.3pt増、平均内々定保有者数は0.1社増の2.3社となった。
内々定先の企業について、周囲から否定的な意見や反対を受けたことがあるかを聞くと、27.7%が「ある」と回答。その相手は「父親・母親」が圧倒的に多く69.9%という結果に。否定的な意見や反対を受けた点としては、「安定性」「将来性」「福利厚生制度」が上位に並んだ。
内々定先について否定的な意見や反対を受けたことがある学生に、その後の行動について聞いたところ、最終的に内々定先を「辞退した」学生は30.0%、相手を説得したり、再度自分で検討するなどの行動を経たうえで「入社を決定した」学生が66.8%という結果に。入社を決めた学生のコメントからは、「就職活動で大事にしていた軸を伝えた」「将来の希望の働き方を再度考えた上で入社を決めた」などの声が見られ、反対を受けたことで、「なぜその企業に入社したいのか」「どのようなキャリアを積みたいのか」を改めて考え、周囲も自身も納得したうえで入社を決定している様子がうかがえた。