ROLLCAKEは10月1日、「保活に関する調査」の結果を発表した。調査は9月15日〜18日、現在保活を行っている東京都在住の母親442名(初めての保活221名、2回目以降の保活221名)を対象にインターネットで行われた。

  • 新型コロナウイルス感染症拡大による保活への影響

    新型コロナウイルス感染症拡大による保活への影響

まず、保育園の見学状況を教えてもらったところ、66.7%が「見学している」と回答。2020年9月調査から4.0%上昇。一方、現在の見学園数は平均で2.9園と、2020年9月調査から0.1園減少となった。

そこで、新型コロナウイルス感染症拡大が保活に影響しているかを質問したところ、80.5%が「影響している」「やや影響している」と回答。具体的には、「保育園が見学を受け付けてくれない」(46.1%)、「1日の見学受付数が限られ、すぐに見学ができない」(41.6%)、「配偶者同伴で見学ができない」(40.4%)が上位に。2020年9月調査と比較すると、この上位3項目に「見学がオンライン化している」を加えた4項目が昨年より上昇した。

  • オンライン保育園見学の経験率

    オンライン保育園見学の経験率

次に、「オンラインでの保育園見学を行ったことはありますか?」と質問したところ、31.7%が「ある」と回答。オンライン保育園見学で十分な情報収集ができたかを聞いたところ、77.1%が「できた」「ややできた」と回答した。

  • 保活に関して不安なこと

    保活に関して不安なこと

保活に関して不安に思うことを聞くと、「自宅に近い保育園に入れるか不安」(67.6%)が最多に。また、2020年9月調査と比較すると、「相性の良い園長・保育士がいるか」「保育内容・保育理念が合う保育園に入れるか」「入園できず勤務先に迷惑をかける」「育児休業期間を短縮しないといけない」「入園できず配偶者に迷惑をかける」の5項目で不安が増加し、「自宅に近い保育園に入れるか」「開園・閉園の時間が合う保育園に入れるか」「職場復帰時期がわからない」の3項目で不安が減少している傾向が見られた。

最後に、保活を2回以上経験している母親に対し、保育園見学における情報収集のポイントを教えてもらったところ、「自宅と保育園の距離」(155票)、「保育士の子どもに対する接し方・言葉遣い」(86票)、「最寄り駅と保育園の距離」(58票)が上位にあがった。