パーソルキャリアが運営するアパレル・ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス」は9月27日、「他業界への転職意向」に関する調査結果を発表した。同調査は5月17日~19日、アパレル・ファッション業界で働く515名を対象に、インターネットで実施した。

  • 新型コロナウイルスの流行を機に、他業界へ転職したいと考えるようになりましたか

新型コロナウイルスの流行を機に、他業界へ転職したいと考えるようになったか尋ねたところ、36.7%が「はい」と回答した。転職サービス「doda」が行った「異業種転職・異職種転職」に関する分析では、2020年度はすべての業種で、異業種からの転職を受け入れた割合が50%を超えている。これと比較すると、アパレル・ファッション業界で働く人の他業界への転職意向は低いと言えるという。

他業界への転職を考えていない理由を聞くと、「アパレルが好きだから」「この仕事が楽しいから」「やりがいがあるから」といった声が多く寄せられた。

他業界への転職を考えると回答した人からは、「コロナに影響されない安定した業界で働きたい」「アパレル業界の将来が不安になった」といった声が多い。その他にも、コロナによって働き方が変化したことを受け「テレワークで働きたい」などの労働環境や、「給与が安い」といった長年の課題である労働条件についての声も挙がっている。

他業界へ転職したいと考えるようになったと回答した人に、どの業界に転職したいと思うか尋ねたところ、「行きたい業種は決まっていない」という回答が最も多かった。次いで「小売」「メーカー」「IT・通信」となっている。「小売」と回答したのは、特に20代が多い。中でもインテリア業界に携わりたいという人が目立った。

  • どの業界に転職したいと思いますか

「メーカー」と答えた理由としては、商品化までの流れがアパレル・ファッション業界と似ているためイメージしやすいこと、生活必需品などに関わる企業は安定性があり長く働けること、「IT・通信」は、テレワークの浸透率が高く、理想の働き方を叶えられることや今後の成長性の高さを見越してスキルを身につけたいことが要因となっている可能性が高いという。

年代別でみると、30・40代は、「行きたい業種は決まっていない」と回答した人の割合が高かった。